最強二人組 ーThe secondー 【音駒】

▲リベロ,51 ページ36

▲リベロ



ジャンプフローターサーブは
勢いとスピード、それにどこに落とすかが大切

その感覚は練習を重ねていくうちに
取得する

両手で少し前にトスを上げる
上げると同時に走り出す、
飛ぶ時はなるべく高く
手のひらを固定させるような感じで
押し出す

狙いはアタックラインらへん

ふわふわと浮いたボールは
アタックライン付近で落ちる



西「おお！やっべえ〜！！」


『そお？』


西「もう一本！！」



次は西谷の前に落ちるサーブを打つ



西「あ“〜！！よっし！！」



次々と色んなところに打っていく

はじめの方は取れなかったけれど
最後の方になってくると
結構取れるようになってきていた

流石天才リベロ



孤「いつまでやるの？」


『知らない、』


孤「えー、」



研磨は流石にずっと球拾いをしていたせいか
飽きてきたよう



『西谷ー！
　別のやろうよ』


西「いいぞー！」


夜「俺も混ぜてくれよ！
　 アレやろうぜアレ！！」



夜久さんが駆け寄ってくる

夜久さんの言うアレ
それは俺考案の絶対にありえないようなバレー



『おお、夜久さん
　良いですよ、

　西谷と夜久さんがあっちね
　俺と研磨がこっち』


西「何をやるんだ？」


孤「リベロ対俺らで2対2、
　 リベロはとにかく拾って2回で返す
　 普通にリベロしてればOK
　 俺らは3回、フェイント無しで
　 普通にバレーするだけ」


夜「あと、俺らリベロだから
　 サーブ権ずっとあっちな」


西「おお！楽しそおっす！！」

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