天使の君へ【轟焦凍】 (ページ43)

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ー緑谷ー

体育祭当日＿＿＿＿

ジャージに着替えた生徒達は会場内にある控え室で待機している

A組の生徒達は緊張していたりいつも通り雑談を楽しんでいたり様々だった

そんな中、端っこでピリピリと音を出しそうなくらいに苛々している二人を見つけた

緑「(きっとエンデヴァーになりか言われたんだな、二人とも)」

緑「轟さん！調子はどう？」

『ん？まあまあ』

と、とても怖かった

急に轟か立ち上がる

立ち上がった轟はスっと緑谷の元へ近づいた

轟｢緑谷｣

緑｢轟くん...何？｣

爆｢！｣

轟｢客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う｣

緑｢へ！？うっうん..｣

轟｢お前、オールマイトに目ぇかけられてるよな

　別にそこ詮索するつもりはねぇが...

緑｢！！｣

轟｢お前には勝つぞ｣

突然クラス最強候補が宣戦布告をしたことで控え室全体がザワついた

まだ、宣戦布告する相手がAや爆豪、八百万なら理解はできる

しかし、クラスでも強いとは言いきれない緑谷に宣戦布告をしていることにA組は驚いていた

切｢急に喧嘩腰でどうした！？

　直前にやめろって...｣

轟｢仲良しごっこじゃねぇんだ何だったて良いだろ｣

仲裁に入った切島の手を振りほどく轟

緑谷は少し困った顔しながらも両手をぎゅっと握りしめた

緑｢轟くんが何を思って僕に勝つって言ってんのか...は分かんないけど....

　そりゃ君の方が上だよ...

　実力なんて大半の人に敵わない思う...

　客観的に見ても...｣

切｢緑谷もそーゆーネガティブな事言わねぇ方が...｣

緑｢でも...！！

皆...他の科の人も本気でトップを狙ってるんだ

僕だって...遅れを取るわけにはいかないんだ

僕も本気で獲りに行く！｣

轟｢おぉ｣

爆｢......っ｣

先程とは一転し覚悟を決めた表情の緑谷は真っ直ぐに轟を見つめ言った

『あってはいヤメヤメ、朝と同じことしないで、轟君、
　

　またピリピリするでしょ』

そう、轟さんが言うと黙って席に座った