めんどくさい女は嫌いですか、そうですか。じゃあ、ほっといてください！【A3!】 (ページ27)

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「ただいまです...」

「おう、おかえり。A」

「ふsm…さん」

ダメだ、名前なんて無理だ

「勉強教えてくださいっす！Aちゃん！」

「ちょっと手伝ってくれるか？A」

「A」

ひたすら特に大人組から名前を呼ばれ、そのたびに言葉を濁す

ごまかしながら夕食の片付けをしていると
七尾さんが泣きそうな顔をして近寄ってきた

「Aチャン…」

「何ですか？」

「俺っちたちの名前呼ばないのってもしかして…

名前覚えてないから!？」

「は？」

まさかの質問に真顔で聞き返してしまった

「いやいや、そんなことないですよ。」

「じゃあ、全員の名前、今言える？」

「言えます。」

「ほんと？」

ということで急遽「君の名は…！」ゲーム開催

「まずこの人！」

「皇天馬さん」

「おぉ～」

「じゃあ、このひとは？」

「古市左京さん」

「ふっ、知ってて当たり前だろ」

「次！」

「有栖川誉さん」

という感じでその場にいる全員の名前を言わされた

ｶﾞﾁｬ
「おつー」

「あ！おかえりっス！このひとは？」

「？？？」

「社畜ゲーマー茅ヶ崎至さん」

「おん。なんかひどい言われようだね」

「全員覚えてるのに何で呼んでくれないんスか～！」

「まぁまぁ、焦らないでさ。な？太一」

「そーだよ、太一。」

「まぁでも呼んでもらいたい太一くんの気持ちもわかりますけどね」

みんなが太一太一言うから、反論しようとしたら

「だから！慣れてないからって言ってるじゃないですか！太一さん！」

口が滑った

「へ？」

「「うわぁぁぁあああぁぁぁ！？！？」」

もう、阿鼻叫喚状態

「もっかい呼んで！」

「おれも！」

「ぼ、ボクも呼んでほしいです」

いっちゃったもんはしょうがなく

「太一さん。三角さん。椋さん。」

「えー、ずるいなー。」
って言うので大人組のなまえもよばされた。

加賀谷A、今なら死ねる