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唯一の友達 ページ4

ドタドタと足音を立てながら我がクラスルーム、

A組に戻る。


はーまたやっちゃったぁ………。


これが私の悪い癖。

かまってもらえると嬉しくなってすぐ調子に乗ってしまう。


もっと話たくて…知りたくて…。


少し速度を落としながら考える。


いや、わかってるんだよ?すぐ調子にのっちゃうこと。

でもいざ雨野くんを前にすると、テンション一気にあがっちゃって…。


学校は楽しい。


でもその8割は雨野くんがいるからで……。



もーー、ほんと馬鹿。

「はぁーーーーーーーーーーーーーーーっ。」

教室に入ると共に私は大きなため息をつく。




や、すいませんヤな気分させちゃって………。


すっご反省してるんです。

「んだよお前ため息でか!」


声をする方を見ると、

私の隣の席の藤田 匠が半笑いでたっていた。


藤田とは中学からの仲で、高1のときも同じクラスだったんだ。


まぁ…腐れ縁ってやーつ?

一番一緒に居て楽な存在。


私ったら女の友達1,2人しかいなくてもう。



そんなぼっちな私にかまってくれるココロ優しき友だ。


「うるさーい…なんとなくわかるでしょー?」

「おー。真宙に振られたんだろ?」

「縁起悪いっすせんぱぁーい」

「誰が先輩だよ。」

そういいながら頭を撫でてくれる藤田。


や、優しさがしみる……っ!!

とりあえず席に座り、私はひと通り藤田に話した。


「ほんとアホだなー」


「うっさい!興奮するんだよっ!」

「すんな。まー次のチャンス待って挽回するしかねぇーな!!」


いやいや、藤田はん?

顔すごい喜んでますよ。


でもこんな話聞いてくれる人は数少ないから軽くお辞儀をする。



次は…うげぇ、現国か。


教科担任嫌なんだよな…。

気分も乗らないまま辞書を探す。


……あれっ…あれれ、おかしいな。はてな?

「?どした?」

私の様子に気付いたのか、藤田が声をかけてきた。


私は教室中の酸素を全部吸い込んで…

「やばい辞書忘れた!!!!」

辞書→←俺に構うな


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設定タグ:恋愛小説 , オリジナル , 小説   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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*夜彩* - とても面白いお話でいいと思いました! 更新、頑張ってください! 応援してます♪ (2016年11月30日 18時) (レス) id: c48223d158 (このIDを非表示/違反報告)
りゅずこ - てか今からしますね (2016年5月21日 11時) (レス) id: 6cdfe60694 (このIDを非表示/違反報告)
りゅずこ - ありがとーございます!また更新しますね!! (2016年5月21日 11時) (レス) id: 6cdfe60694 (このIDを非表示/違反報告)
末松大好き人間 - 凄い面白いです!!この調子で頑張って下さい!!続き楽しみです♪ (2016年5月17日 17時) (レス) id: d8e9c70aa4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りゅずこ* | 作成日時:2016年5月14日 17時

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