ドロ刑の彼。

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Aside

次の日の朝。

昨日の事でちょっと気まずかったけど隆俊がいつも通りに接してくれたので私もいつも通りで。

いや、多分隆俊はあんまり気にしてないんだと思う。笑

ちょっと残念に思いながらも職場に行く車の中で隆俊が信号待ちで私に言った。

皇子山「お互いの休みの日に話したいことがあるから空けといて。」

なんだろう。

A『わかった。』

ちょっとソワソワしながら13係の部屋に行くと真っ先に女性陣が私を囲んできた。笑

宝塚【昨日どうやった？】

A『実は言えなかったんです。』

鯨岡【もう！そんな所で照れちゃダメじゃない！】

美希【じゃあ料理作っただけで終わりだったの？】

A『いや、言いかけたんですけどその後がどうしても言えなくて、友達が結婚するってはぐらかしちゃったんです。』

宝塚【あちゃ〜！】

鯨岡【リベンジよ！明日2人とも休みだからもう1回話してみなさい！】

明日。あした……

あ。明日2年記念日だ。

その頃皇子山さんを含む男性陣は…

勝手田【おい、皇子山。最近、女性陣なんか固まって話すこと多くないか。】

細面【ランチなんかまとまって行くことなかったのに…】

斑目【Aちゃんと最近ランチ食べれてないなぁ。】

Aの奴、危機感足りてないな。

皇子山「おい斑目。俺の彼女だってこと忘れんなよ。」

斑目【わかってまーす！ｷﾗﾝ✧】

左門【そんなことよりも皇子山はAちゃんと結婚とかする予定は無いのか。】

皇子山「結婚？！」

勝手田【なんだよ考えてないのかよ！】

皇子山「考えてはいるが…」

斑目【Aちゃんも待ってるんじゃないんですか？】

皇子山「どうなんだろうな…」

細面【あ、皇子山さんとAちゃん明日休みですよ。】

斑目【話すチャンスじゃないですか！話せばいいじゃないですか！】

そうだな。明日は2年記念日だからちょうどいいタイミングかもしれない。

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