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Z=41 ページ41

その後別の話に移ってしまい、雑談をして終わった。

結局司くんの質問の意図何だったんだ?
自分を疑っていたんじゃなかったのか?
気づかなかっただけで、実は試されていた?

考えても答えが出ないため、杞憂で終わってよかったと思考を放棄した。


.


「あれ、氷月くん1人?」

「ええ、村で一悶着ありまして…。司クンに報告へ行くところです」

「そっか、お疲れ様〜」


帰ってきて早々に鉢合わせたのはAクンだった。

…?


「何で着いてくるんですか?」

「え?報告に行くんでしょ?
自分が聞いちゃまずいなら行かないけど〜」

「…いえ」


彼女についてはわからないことばかりだ。

復活してからほとんど会話はしたことが無いし、そもそも見かけない日の方が多かった。

ある日は1人で狩りに出かけ、男が数人がかりで捕まえるような獲物を易々と獲ってくる。

またある日は部下達に武器の使い方を教え、ゴツイ男達に鍛錬を頼まれれば指導しているようだった。
…かと思えば途中で飽きたと放棄することもあるらしい。大方、呑み込みの悪さに倦んだのでしょう。

聞いた話だと、司クンよりも先に石化から復活していたという。それも自力で。

それほどの能力がありながらも、司クンに大人しく従っているのは些か疑問が残るところですが、彼女は司帝国のために実によくやってくれていますよ。


「ずっと聞きたかったんだけど〜」


司クンの元へ向かう道中、何も話さないのは不自然だと思いながらも、わざわざ自分から話を振るのも返って不自然かと考えていると、Aクンから声を掛けられる。


「ほむらちゃんって氷月くんの彼女なの?」

Z=42→←Z=40



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誤差(プロフ) - 筒さん» 3周も!ありがとうございます、モチベになります。更新頑張りますね! (5月21日 1時) (レス) id: f2f530ab85 (このIDを非表示/違反報告)
- 更新ありがとうございます、もう3周目ですよ読んだの見事にハマりました (5月20日 19時) (レス) @page38 id: af7729c5ce (このIDを非表示/違反報告)
誤差(プロフ) - 筒さん» コメントありがとうございます。作品に入り込んで頂けたならとても嬉しいです! (5月18日 19時) (レス) id: 7cd90b59c0 (このIDを非表示/違反報告)
- 楽しいぃ、。サイコ- (5月18日 16時) (レス) @page32 id: af7729c5ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:誤差 | 作成日時:2023年5月14日 5時

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