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正直、阿部ちゃんとめめの為やとしても、俺の腕を引っ張ってクリスマスを一生に過ごしましたって言うたんは、衝撃やった
その後女の人の所に行ったくせにね
その人が本命なんやって事は、充分わかっとるから別にええねんけど。
いや、良くないな。なんで俺ら付き合ったんやろ。
「こーじ、こおじ！！」
ぼーと無音の中、無心に足を動かしていただけの俺の世界に、さっくんの声が侵入してきて
「あ、さっくんやん。どーしたん？」
俺はさっくんの声が好きだ。
こおじって柔らかい声で俺の事を呼んでくれるから、その優しさに包み込まれて、こんな醜い俺でもいいんだって思わせてくれるから。
その声で何回も俺のことを呼んで欲しいし、頑張ったねって甘やかして欲しい。
…ねぇ、今、すごく寂しいんだ。
さっくん、甘えてええかな
「康二が歩いてるの見えたから！家帰るの〜？」
「んー、何か帰る気分でもなくて、1人で歩いてた」
あー、、こんな言い方、心配して下さいって言うてる様なもんやんか。…でも、そうやって面倒臭い発言しても、さっくんは面倒くさがる所か、眉下げて本当に心配そうに俺の顔覗き込むんやで。
「んん、、じゃあさ、佐久間さんとどこか行く？康二が行きたいとこいこ！レストランでもカフェでも。あ、遊園地でもいいよ？そんな時間はないか。あはは！」
明るく弾けたように言葉を続けるさっくんの言葉を遮って
「じゃあ…さっくんの家行きたい」
だなんて呟く俺は、ずるいかなぁ、？
そんな俺の発言に、何かを感じたのか、先程とは違って真剣な顔をしたさっくんは、静かに俺の腕を掴んだ
「いいよ、おいで康二」
＿＿＿＿＿＿
キッチンでカチャカチャと音を立てながら、俺をおもてなしする準備をするさっくん。
別にええのに。俺が急に行きたいだなんて言うたんやから。
…しょっぴーなら
しょっぴーならそんな事してくれへんし、何なら俺が勝手に戸棚を開けて、珈琲を準備して
今日はミルク入れたい気分だからーだなんて言って、冷蔵庫をあけて
一緒にソファに座って…
て、バカみたいやな。自分で終わらせてるのに
「えっ…ちょ、康二どしたの！？」
慌てた声のさっくんは、急いで俺の前に座って涙を指の腹で拭う。
涙…
あー、、俺また泣いたんか。
彼のことを考えると、どうしても弱くなってしまう
でもそれ位俺にとって大切なものなんだと主張しているようで、この痛みと共に生きていかなアカンのやと思う
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ぷっちとまぁと(プロフ) - しょっぴー…口ついてるんやから、その美声で語りなさいよ（ ; ; ）読んでて胸痛いよ…しょっぴぃぃいい！！！でも、さっくんにも幸せになってほしい…(T . T) (9月4日 2時) (
レス) @page47 id: 1fbb4a66fd (このIDを非表示/違反報告)
ふうり(プロフ) - たかシゲさん» そうなんですか！？めちゃくちゃ嬉しいです。ありがとうございます☺️こちらからするとその気持ちをそのまま康二に言えばいいんじゃ、、？と思うところもあって、もどかしいですよね💦どうかこれからもよろしくお願いします！ (8月9日 1時) (レス) id: 99474a6beb (このIDを非表示/違反報告)
たかシゲ(プロフ) - 初コメント失礼致します！普段あまりコメントしないのですが思わず手が動いてしまうほど良いお話すぎて...どストレートなめめと不器用すぎるしょぴが切なすぎて🥺続きが本当に気になってしょうがないです！！更新頑張ってください！応援してます！！ (7月14日 14時) (レス) id: 424c308bc6 (このIDを非表示/違反報告)
ふうり(プロフ) - KSさん» もしかして…更新停止する前からですかね！？ほんとすれ違いすぎて書いてて胸が痛いです、笑 ぜひこれからもこの作品をよろしくお願いします！！コメントありがとうございます！めちゃくちゃ励みになりました (6月22日 21時) (レス) id: 301f678093 (このIDを非表示/違反報告)
KS(プロフ) - 初めまして^^随分前から読ませて頂いております！こじ寄りのなべこじ担です。なんとも切ない展開に頭を抱えているのですが…(笑)2人には遠回りになっても幸せになってもらいたいと切実に願うばかりです(;_;)♡今後のどうなっていくのか楽しみにしております☻ (6月22日 2時) (レス) @page40 id: 870f64adfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふうり | 作成日時：2022年7月30日 20時
