【SERVAMP】少女と吸血鬼の非日常

#17 ページ21

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貴「戦争…？ってか、“兄さん”！？」


嘘だ。

真祖兄弟は7人。

大罪も容姿も、私はちゃんと覚えてる。

本には、こんな奴のことはのってなかった。

…けど、シオンは“9番目”。

可能性があるとすれば、もしかして…。


真「…何言ってるかわかんねーよ！！なんだお前…」

ク「…人違いですよ…」

真「クロ！！隠れんな！！そして押すな！！」

ク「だって…知らねーし…」

椿「…あはっ」

貴「ん？」

椿「あははははっ！ひどい！ひどいなぁ！！はははっ面白くないっ
　 “怠惰＜キミ＞”も僕を知らないんだ！？サーヴァンプの兄弟全員…結局誰も僕を知らなかった！！あはははははははははっ！！
　 それじゃあ…僕は、だーれだ…？」

貴「は？知らないよそんな…」


そう、知らない。

私はこいつを“知らない”。


椿「…ねぇ、サーヴァンプは何人兄弟だか知ってる？」

真「えっ？」

貴「…7人、でしょ？」

真「そう聞いたけど…？って、何でAが知ってんだ？」

椿「じゃあ、7+1は？」

真「は！？
　 …8…？それが何…」

椿「そう、“8”人」

貴「8、人…？」

椿「僕は8番目の真祖“憂鬱”のサーヴァンプ通り名は“招かれざる8番目＜フーイズカミング＞”」

貴「はっ、8番目！？」

椿「実は末っ子なんだよ、兄さーー」


椿がいいかけた、その瞬間。

一瞬の出来事だった。

シオンが私のバッグから出てきて、

気づいたらシオンは、

椿の目の前にいた。

それも、武器を持って。


椿「っ、」

貴「ちょっ、えっ、シオン！？」

椿「シオン？…へぇ、“今は”そんな名前なんだ」

シオン「そうだよ、お前は変わってねぇんだな」

貴「シオン！？あんた、何やってーー」


そして、シオンは言った。


シオン「にしても……
　 “久しぶり”だな、椿」

椿「君もね、ノットティアーズ」

貴「は……？“久しぶり”って、どういうこと…？」


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調子に乗ってオリジナル展開をぶっこんでしまった……

orz

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