【SERVAMP】少女と吸血鬼の非日常 (ページ15)

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しばらくの間、私たち二人はビルの上で真昼たちのことを見ていた。

？『答えは30秒後ッ、串刺しの後ッ★』

貴「わお、アレ当たったら痛そ……おおう、真昼～が飛ん～だ～♪」←

シオン「何言ってんだお前、あいつは鎖で引き上げられただけだ。あと、変な歌を歌うな、頭がおかしくなる」

貴「酷いよシオン…」

ふと、誰かの殺気を感じた。

その先にいたのは、

貴「嘘、あれ……」

シオン「スリーピーアッシュ、だな。とんでもねー殺気だ」

ク『さっき…言ったよな。…今からオレが何をしようが、オレに責任はねえ』

貴「！！
　待って、今何が……！？」

クロが、手品師を八つ裂きにした。

真昼も、あまりに早く過ぎていった時間に、戸惑いを隠せていない。

真『え………』

？『く…は、あ¨……？』

貴「あそこまでやる必要、ある？普通……」

シオン「あいつの勝手だろ」

貴「でもっ……」

真『クロ…クロ！！もういい…っ
　もういいよ！そいつもう動けない…し、ク……

　クロ！！』

貴「ま、真昼…？」

真『お前…全部俺に責任負わせるって言ったよな。じゃあ言うこときけよ…っ！』

ク『…………』

クロが、手品師を傷つけるのをやめた。

？『…くそがァ！！
　くそがくそがくそがァァ！！』

貴「うわっ、あいつ精神的に何かあったのかな……」

？『お客様この列車の行き先はご存知ですかァ！？
　楽しい楽しい地獄行き吸血鬼★夜行＜ヴァンパイア★パレード＞！！暴走特急途中下車不可の旅だクソガキがァ！！』

シオン「相変わらず騒がしーな」

？『…今日のショーは、ここまでッ』

手品師が、帽子を被った。

そして手品師は、

小さな人形になった。

貴「きゃあああああああああああ！！かわいいいいいいいいいいいいっ！！シオン、下に戻ろう！今すぐ戻ろう！！」

シオン「お前、単純だな……まあいいが」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

貴「真昼ーっ！……って、アレレ？」

シオン「寝てるな。スリーピーアッシュも」

貴「だねー……
　あっ！！かわいい人形！！」

？「あれェ？お前、さっきのバカァ？」

貴「酷い……けど、かわいいから許す！
　シオン、真昼とクロ運んで！」

シオン「はぁ…」

貴「ねぇ、手品師さんの名前は？」

？「はァ？お前みたいな奴に教えるワケ「潰すぞ」…ベルキアだよォ」

貴「ベルキアか～、じゃ、帰ろっか♪」

ベ「はァ？なんでボクまで……(ｲﾗｯ)」

まずは、真昼宅へ！