三代目J Soul Brothers*短編集 4

夢*º広臣 ページ8

「あたしね、英語とか好きだから色んな人に通訳になれば？って言われるの。」






「うん」






俺も、向いてると思う。






「でもね、あたしの本当の夢はね…」






そこまで言って俯くA。






「Aの、夢は…？」








言い出しにくくならないように、慎重に聞く。







「あたしの、夢は………臣くんみたいに、聞いている人の心に響くような歌の歌える歌手になることなの」






少し困ったように、恥ずかしそうにして言うA。








「A…」






「やっぱり無理だ、って思うでしょ？だからあたし臣くんには言えなかったの」






だって第一目の前に歌手がいるのにそんなこと言えないし、と笑うA。







「…無理なんかじゃないよ」







「え…？」

夢*º広臣→←夢*º広臣

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す