ソフトバ●クの店長と社員の私【無音(むね)】番外編！

24話 ページ24

みくちゃんがいきなり泣き出した。


「違う、全部みくが悪いの……好かれるほどじゃなかったってことだし…誰も悪くないよ」


「…みくちゃん」


そんなことないよ、って言おうとしたけど、ゆうちゃんグループの人が囲んじゃって。


「ほんとなんなのお前！傷ついてる子に気を使わせるとか！！」


「そんなつもりは……」


あぁ、もう分からない。何がなんだかもう意味が分からないよ。


とりあえず、私はここからいなくなればいいんじゃ……


私は、顔を下に向けて自分の手をギュッと握る。


「おい待て、とりあえず落ち着け。


告白断ったのは本当に申し訳ないと思ってる。


けど、それでAを巻き込むのだけは頼むからやめてくれ」


そう言って、もるは頭を下げた。


そういう行動に出ると思っていなかったからか、みんな困惑していた。


一人を除いて。


「とりあえず、今日は時間も時間だし解散しない？ね？」


そう言ったのは、みくちゃんだった。


「そうだな、とりあえず今日は帰るか。A、帰るぞ」


「あ、うん！」


そのまま、私達は家に帰った。

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