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拾 ページ10
「大介、起きて」
ぼやけた頭で必死に理性を叩き起こすと、そのまま布団の中に引き摺りこみたい衝動を抑えて起き上がる
「まだ早ぇだろ」
「買い物手伝って」
「は？」
「畑のね、ビニール破れちゃったの
あと、リビングの編み戸と お母さんの部屋の障子の張り替え」
「お前…… 俺が帰ってくるまで放置してたろ」
「宿代にしちゃ安いもんでしょ？」
やれやれと布団から出ると、Aはさっさと布団を片付ける
「朝は、ご飯で良い？」
「あぁ」
「今年は畑のグリンピースの出来が良いの」
「そりゃ良いな」
ルパンに「庶民の味！」と言われながらも缶詰を手にするたび、随分と餌付けされちまったなぁと思う
「お昼はベーコン豆ね」
「お前、それ良く作るよな」
「得意料理なんで」
だから俺の舌は庶民の舌なんだと
まるで 鶏が先か卵が先か の押し問答に困ったもんだと苦笑するのだった＿＿
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ましゅまろ - すごくときめくお話でした、すてきな物語をありがとうございました！そして、末長く爆発してくれたまえ！（土下座） (7月23日 19時) (
レス) @page20 id: 51b3b76695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピスピス | 作成日時：2019年4月18日 0時
