8/15 PM5:23 祠ー龍の首の珠 ページ39
次元「おいおい、こんな所に転がってるもんか?」
A「さっき見た時はなかったような……」
手のひらサイズの大きな黒真珠に不二子は歓声を上げた
不二子「なんて綺麗なの!!」
そう言って手を伸ばす不二子よりも先に、ルパンがその真珠を取り上げる
不二子「んもぅ、何よルパン」
ルパン「何よ、じゃないでしょ
コレないとこっから出られねぇんだから」
不二子「わかってるわよ」
ルパン「本当かなぁ〜」
疑うような視線をくれながら、ルパンは龍の首もとに近づいていく
ルパン「……古紙はねぇか」
五ェ門「それならここに…」
いつの間にかルパンの背後に立っていた五ェ門は名残惜しそうに龍に視線を向けながら1枚の古紙を差し出した
五ェ門「そこに挟まっていたぞ」
ルパン「へぇ…?」
何やら言いたげな表情でルパンは五ェ門の指差す方向に一瞥をくれると、カサカサと古紙を開いて読み出した
ルパン「えぇっと、何々……
『五玉ばかりならず、我が二つの瞳も汝のみうつす』ってか」
そう言いながらルパンが黒真珠を首もとの空洞にいれると、ゴゴゴゴと言う音の後
先程まで五ェ門が見ていた龍の頭が下がり、その大きな瞳にポッカリと穴が開いたのだった…
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作者名:ピスピス | 作成日時:2019年5月8日 2時