8/15 PM4:00 祠ー道 ページ25
不二子「〜♪」
A「どうしたの、不二子さん
急に上機嫌になって……」
不二子「当たり前でしょ?
仏の御石の鉢の後は蓬莱の玉の枝よ
それさえ手に入れられたらこんな所おさらばよ」
御門「……」
五ェ門「…御門殿、何かありましたか?」
御門「いえ…、その…
この洞窟はどこまで続くのかしらと思って……」
次元「……確かに、祠の入口から随分と歩いてるな」
快斗「なだらかな下り坂ですし、僕達は地下深くに向かってるかもしれませんね」
快斗の言葉にピクリと反応すると、不二子は顔をしかめてルパンに言い寄った
不二子「そんな最奥まで行かないわ
次のお宝をとっておさらばよ
帰れなくなったらどうするのよ!!」
ルパン「ま、まぁまあ…… 不二子ちゃん…」
A「!!
帰れなくなったら……次元と洞窟暮らし!」
次元「喜ぶな!!」
目を煌めかせるAの頭を次元は軽く小突く
その手に嬉しそうにのけると、Aはチラリと快斗の方を向いた
A「でも、快斗君は帰らなきゃね?
なんたって青子ちゃんを待たせてるんだから」
快斗「べ、別に……!!」
慌てて否定しようとする快斗は、ふとAの顔をじっと見る
A「?」
快斗「……まぁ、頼んだ手前 戻らないとな」
ゴニョゴニョと答える快斗にAは優しく微笑むのだった
8/15 PM4:05 祠ー蓬莱の玉の枝の間→←8/15 PM3:50 祠ー仏の御石の鉢の間
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作者名:ピスピス | 作成日時:2019年5月8日 2時