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8/15 PM5:45 祠ー道中 ページ41

五ェ門「足元に気をつけてくだされ」



御門「あ、ありがとうございます……」





いつになく積極的な五ェ門を、不二子は面白くないという顔で眺めていた




ルパン「おい、不二子

なぁ〜に怒ってんだ?」




不二子「別に、怒ってなんかないわよ

貴方こそ どういうつもりなの?」




ルパン「ん?」




不二子「あのクジ、細工したでしょ」





不二子の言葉にルパンは「ヌハハー」っと頭をかきながら大口で笑った





ルパン「さっすが不二子ちゃん

わかっちった?」




不二子「当たり前でしょ!!

で、どういうつもりなのよ?」




ルパン「どういうつもりっつーと?」




不二子「ふざけないで!

こっちがお宝がある(アタリ)なら、あの坊やとそこの女だけ向こうにさせちゃえば良かったんじゃない」




ルパン「ん〜?

俺様、こっちがアタリなんて一言も言ってねぇよ?」





不二子「はぁ?」






ルパン「そもそも次に待ち構えてるのは不二子ちゃんが狙ってる『不死の妙薬』じゃなくって『燕の子安貝』だぜ?」





そう言いながら笑うルパン

それでも不満そうに不二子は頬を膨らませると、軽くルパンを睨みながら口を開いた





不二子「そうだとしても、

どうしてこの人選なのよ?」





ルパン「向こうにも頭の柔らかけぇ奴と用心棒が必要だからな」





不二子「なら、アタシとAとあの女は?」






ルパン「そりゃぁ〜、不二子ちゃんは俺とセットな訳だし?

あっちはほら、二人の間に円滑油が必要だろ?

んで、彼女は……」








ルパンは声のトーンを落としながら、五ェ門の横で微笑む御門に視線を向けるのだった

8/15 PM5:45 祠ー道中→←8/15 PM5:40 祠ー龍の首の珠



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作者名:ピスピス | 作成日時:2019年5月8日 2時

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