8/15 PM5:15 祠ー龍の首の珠 ページ36
A「えぇ…
こんな暗い中で見つけるとか難しぃよ……」
うんざりしたようにAはため息をつくと、そのままその場にしゃがみこんだ
御門「大丈夫?」
A「ありがとう」
御門「あそこの出っ張ってる岩で少し座ってたら?」
次元「そうしとけ」
そのまま次元はAの横にしゃがみこむと、軽々とAを抱き抱えて運んでいった
御門「……いいわね」
快斗「ん?」
御門「小さくて、可愛くて……
あんなに愛されるなんて、女にとって幸せだわ」
遠い視線をA達に送る御門を横目に見ると、快斗はふと思い出すように小さく微笑んだ
御門「あら、やだ
私ったら……
ごめんなさいね、私なんかが夢見るようなこと言っちゃって」
快斗「いえ、そんなことないですよ
ただ……
貴女が羨んでいる彼女も、昔 同じ事を言ってたんですよ?」
御門「……え?」
驚いた御門に優しく微笑むと、コインを取り出し快斗はあの日と同じように指でクルクルと軽やかに動かしていった……
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作者名:ピスピス | 作成日時:2019年5月8日 2時