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8/15 PM4:35 祠ー道中 ページ29

不二子「信じらんない!!

お宝も帰り道もないなんて!」




蓬莱の玉の木が消え、次の入口が開いたと思いきや
入ってきた通路がいつの間にか閉じてしまった事に不二子は憤慨していた





ルパン「機嫌直せよ 不二子〜?」




不二子「い・や・よ!

良いこと? もし、先に進んでもあのお宝がなかったら代わりのお宝取ってきてよね!」





「ヘーヘー」と顔をしかめながらルパンは不二子を宥めると、快斗の側に寄って口元を隠しながら文句を言った





ルパン「おい

何、他人事みたいな顔してんだよ?
不二子ちゃんの機嫌直せよ」




快斗「はぁ? なんで俺が」




ルパン「そもそも蓬莱の玉の木を無くしたのはお前だろ?

……あ
そういや不二子ちゃん、怪盗キッドのファンだったな…」




快斗「い"!?」





ニヤリと悪い顔をするルパン



「わーったよ!!」と眉間に皺を寄せると、快斗は深呼吸をして無事での元へ近づいた






不二子「なぁに、坊や

悪いけど、今 とぉーっても機嫌が悪いの」





快斗「コホン! えーっと…… ごめんなさい、それ 僕が要らないことしちゃったせいですよね」




不二子「そうとも言うわね」




快斗「本当にすみません

……僕、どうしても最後のお宝が見てみたくて」




不二子「……最後??」





快斗「『仏の御石の鉢』と『蓬莱の玉の枝』があったんです

もしかしたら、最後には月の使者が持ってきたっていう『天の羽衣』と『不死の薬』があるんじゃないかって……」




不二子「!」





快斗「貴女の羽衣姿見たいなー なんて…… ハハ」





手をもみながらそう言うと、不二子は急に上機嫌になった





不二子「ウフフ♪ 可愛い坊やだこと」





そのまま「ルパ〜ン」と甘い声を出しながら駆け寄っていく不二子





五ェ門「あの不二子を懐柔するとは…」



A「凄い、快斗君……」



次元「……お前はタラしこまれるなよ」





少し離れた所から一部始終を見ていた三人は、とんでもないものをみたような顔で快斗を見つめるのだった

8/15 PM4:40 祠ー火鼠の裘→←8/15 PM4:20 祠ー蓬莱の玉の枝の間



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作者名:ピスピス | 作成日時:2019年5月8日 2時

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