班長命令は絶対 ページ6
降谷「……」
A「あの工事の人達、降谷の知り合い?」
降谷「!?」
最近、校内の耐震工事をしている業者の休憩場所をこっそりと監視する降谷
突然の声に思わず殺気を隠さずに振り向くと、Aは降参とばかりに両手をあげて白旗を振った
降谷「なんで来た!!」
A「ぇ、降谷がいつもと違ってたから」
降谷「命令違反だ」
A「なんで?」
降谷「一人でうろちょろするなと言ったろ」
A「うん、だから__」
そう言って指を立てると、自分と降谷を交互に指差してAは笑った
A「二人♪」
降谷「〜ッ、あの…… なぁ!」
声を荒げようとする降谷を必死に止めるA
A「降谷、シー、シー!!
大声出すとバレちゃうよ?」
降谷「ッ……」
A「……で、誰にばれちゃマズイの?」
降谷「……」
真剣な顔でさっぱりわかっていないAに
降谷は一瞬 何かを言いかけるように口を開くも、すぐに理解したようにガックリと項垂れた
降谷「……わかってないなら帰れ
といっても、帰らないんだろう?」
A「班長命令で一人で行動できないので、帰るときは降谷と一緒じゃなきゃ帰れません!」
そう言いながら、ビシッと敬礼するA
諦めたように降谷は大きなため息をつくと、覚悟を決めたように目に力を入れてAを見た
降谷「……わかった
教える代わりに約束だ
俺の命令に従うこと
俺が逃げろと言ったら一人で逃げろ
それが出来ないなら、ヒロをここに呼んで連れて帰ってもらう」
A「景光なら、一緒に同行しそうだけど……
ん!了解!!」
再びビシッと敬礼するAに、降谷は最初の命令を下す
降谷「いいか?
俺が良いと言うまでは俺の横を離れるな
触るな、喋るな、動くな
出来るだけ息だけしててくれ」
A「は、はーい……」
降谷の気迫に負けて、Aは驚きながら素直に頷くのだった…
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和美/美香 - ピスピスさん» いえいえ。いえ、どういたしまして。どういたしまして零君。また新しい作品頑張ってください。完結おめでとうございます。失礼しました。 (2019年11月11日 7時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ピスピス(プロフ) - 和美/美香さん» 和美/美香様☆ お待ちいただきありがとうございました!やっとこさの終了です。和美/美香様にはずっとコメントをいただいて本当に支えていただきました。ありがとうございました!降谷「皆を代表して、和美/美香さん 本当にありがとうございました」 (2019年11月10日 20時) (レス) id: f40ecb7ebb (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - ピスピスさん» 大丈夫ですよ!11月11日待っています。分かりました、了解です!陣君嬉しそう。研二の馬鹿!恥ずかしいの!ご、ごめん景光。零君、航さん助けて! (2019年11月1日 10時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ピスピス(プロフ) - 和美/美香さん» 和美/美香様☆ お返事、そして更新遅れてしまい申し訳ありません! お知らせで書いたように少しだけお時間をいただくことになりました!待っていただけると幸いです!松田「♪」萩原「な〜に?(笑」景光「なんだ、呼ばれてないんだ(悲」 (2019年10月31日 20時) (レス) id: f40ecb7ebb (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - ピスピスさん» もういや////好き。研二!!え!そんな。呼んでないよ!読んでないからね景光! (2019年10月29日 16時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴすぴす | 作成日時:2019年8月18日 12時