格差 ページ24
A「……」
妃の身体に顔を埋めるように、Aは長い間救護室のベッド脇に座っていた
その横顔が見える位置に開いた扉 救護室の隣に設置されている薬品庫で降谷達は小声で話し合っていた
松田「……で、相手はどんなやつだったんだよ?」
降谷「強かった
俺も…歯がたたなかった」
伊達「降谷が歯がたたないんじゃ、俺達でどうにか出来るもんか?」
萩原「……やるしかねぇだろ」
景光「だよな
あんなA、見たくないし」
そう言って景光は身体を伸ばし、白雪姉妹のいるベッドを静かに見つめた
茨木「……おいおい、お前ら身体の方は大丈夫なのか?」
松田「降谷、誰だ このオッサン」
茨木「オッサ_!?」
降谷「白雪教官の元同僚
俺をここまで連れてきてくれた人だ」
降谷の言葉に警戒を解く四人
やっとのことで監視から逃れた茨木は、大きなため息をついた
茨木「ハァ〜……
ったく
その回復力、若さには勝てねぇな」
景光「その茨…木さん(?)からみて、犯人はどんなだったんですか?」
おそるおそる聞いてきた景光を横目で見ると、茨木は順に五人を見回して口を開いた
茨木「相手は伝統空手とムエタイ、クラヴマガ、他にもいろんな格闘技を合わせた ……独自の格闘技で向かってくる
正直、あのバカが倒された時点でお手上げだ」
そう言いながら、茨木は顎で妃を指すと「どっこらしょ」と言って腰を下ろした
萩原「なら、小型爆弾とかで_」
茨木「手練れに武器を与えるような真似はよしとけ」
伊達「皆でかかれば_」
茨木「お前ら束になって白雪に勝てたことはあったのか?」
景光「なら、狙撃_」
茨木「……自分達が学生ってことわかって言ってるんだろうな?」
ジロリと五人を見渡すと、茨木はドスのきいた声で続けた
茨木「戦意が無くなってないのは良いことだ
だが、自分と相手との差を見誤るな
無駄死に程 迷惑なもんはねぇ
俺はお前らを守るように頼まれてる
体調が戻った所 悪いが
……お前らが動くつもりなら、もう一度寝てもらうぜ?」
椅子に座ったままの茨木からは、ゆらゆらと殺気が立ち込めてきた
一歩でも動けばやられる
そんな感覚に降谷達が固まっていると、扉の向こうから声が飛んできた
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和美/美香 - ピスピスさん» いえいえ。いえ、どういたしまして。どういたしまして零君。また新しい作品頑張ってください。完結おめでとうございます。失礼しました。 (2019年11月11日 7時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ピスピス(プロフ) - 和美/美香さん» 和美/美香様☆ お待ちいただきありがとうございました!やっとこさの終了です。和美/美香様にはずっとコメントをいただいて本当に支えていただきました。ありがとうございました!降谷「皆を代表して、和美/美香さん 本当にありがとうございました」 (2019年11月10日 20時) (レス) id: f40ecb7ebb (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - ピスピスさん» 大丈夫ですよ!11月11日待っています。分かりました、了解です!陣君嬉しそう。研二の馬鹿!恥ずかしいの!ご、ごめん景光。零君、航さん助けて! (2019年11月1日 10時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ピスピス(プロフ) - 和美/美香さん» 和美/美香様☆ お返事、そして更新遅れてしまい申し訳ありません! お知らせで書いたように少しだけお時間をいただくことになりました!待っていただけると幸いです!松田「♪」萩原「な〜に?(笑」景光「なんだ、呼ばれてないんだ(悲」 (2019年10月31日 20時) (レス) id: f40ecb7ebb (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - ピスピスさん» もういや////好き。研二!!え!そんな。呼んでないよ!読んでないからね景光! (2019年10月29日 16時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴすぴす | 作成日時:2019年8月18日 12時