沈黙の奥 ページ16
降谷「ヒロ……」
頭に包帯を巻かれた景光に降谷は声をかけるが、返事はなく 聞こえるのは規則的な呼吸音だけだった
妃「発見した生徒が見つけたときには頭から血を流して倒れてたって事だ
まぁ、頭の傷はかすり傷みたいなもんだから 実際は頸部圧迫でオトされたんだろうな」
伊達「クソ……
やっぱり一人にさせるんじゃなかった」
そう言った伊達の拳は、強く握られ 真っ白になっている
その拳をじっと見つめると、妃は冷静な口調で伊達に問いかけた
妃「伊達、自分を責めるな
諸伏はいつお前らと別行動になったんだ?」
伊達「Aを部屋に送る途中に…」
伊達がそう答えると、妃と降谷は黙って目を合わせると静かに頷いた
妃「伊達、他に誰か近くにいたか?」
伊達「い、いや……」
降谷「……ヒロはどこかで監視されていることに気付いたんだ
だから、わざと単独行動をして自分に誘導させて…」
妃「そして、迎え撃とうとした所を返り討ちにあったってことか」
妃がまとめると、伊達はあふれでる怒りを必死で奥歯を噛み締めておさえこむ
その横で降谷は静かに横になる景光を見つめると、無言のまま扉へとむかっていった
妃「おい、降谷_」
降谷「わかっていますよ
……すこし、頭を冷やしてくるだけです」
振り向かないままそう言って扉を閉める降谷
妃はやれやれとため息をつくと、再び伊達に問いかけた
妃「ったく……
で、
アタシのお馬鹿な妹は?」
伊達「へ、部屋で待ってもらっています
勿論、誰にも会わないように念押しして」
妃「……」
伊達の言葉に妃は考えるように顎に手をあてると
景光の事を伊達に頼み、降谷を追うように部屋から出ていくのだった
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和美/美香 - ピスピスさん» いえいえ。いえ、どういたしまして。どういたしまして零君。また新しい作品頑張ってください。完結おめでとうございます。失礼しました。 (2019年11月11日 7時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ピスピス(プロフ) - 和美/美香さん» 和美/美香様☆ お待ちいただきありがとうございました!やっとこさの終了です。和美/美香様にはずっとコメントをいただいて本当に支えていただきました。ありがとうございました!降谷「皆を代表して、和美/美香さん 本当にありがとうございました」 (2019年11月10日 20時) (レス) id: f40ecb7ebb (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - ピスピスさん» 大丈夫ですよ!11月11日待っています。分かりました、了解です!陣君嬉しそう。研二の馬鹿!恥ずかしいの!ご、ごめん景光。零君、航さん助けて! (2019年11月1日 10時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ピスピス(プロフ) - 和美/美香さん» 和美/美香様☆ お返事、そして更新遅れてしまい申し訳ありません! お知らせで書いたように少しだけお時間をいただくことになりました!待っていただけると幸いです!松田「♪」萩原「な〜に?(笑」景光「なんだ、呼ばれてないんだ(悲」 (2019年10月31日 20時) (レス) id: f40ecb7ebb (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - ピスピスさん» もういや////好き。研二!!え!そんな。呼んでないよ!読んでないからね景光! (2019年10月29日 16時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴすぴす | 作成日時:2019年8月18日 12時