検索窓
今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:262,817 hit

独り言の忠告 ページ39

妃「で、なんでお前だけ残したと思う?」




降谷「大方、俺から見たAの評価を聞く為じゃないですか」





妃「50点」






そう言うと、妃は空になったコーヒーカップを降谷に向けて差し出した






降谷「……」






少し不満な表情を浮かべる降谷はそのカップを受け取り、新たなコーヒーを注ぎに行く

……と、







妃「……今年、公安の補充があるらしい」





降谷「!」






お湯を注ぐ降谷の背中に圧し殺したような妃の声が届く






妃「一つ忠告しておく

アタシは公安を弟に持つことは絶対にしない」





降谷「……随分とお嫌いなんですね」





妃「嫌いなんかじゃない

ただ、その周りの人間の苦しさを知ってるだけだ」




降谷「……そうですか」







そう言って、降谷はコーヒーを差し出すと
妃はすぐに口をつけて微笑んだ






妃「ん、旨い」





降谷「教官が素直に褒めるのは珈琲(それ)くらいですね」




妃「そう思うならもっと精進するんだな」





降谷「あぁ言えばこう言う」





妃「フン…

とにかく
この年度では間違いなくお前が首席だ

コンゴの身の振り方に気を付けるんだな」





降谷「それが残りの50点ですか?」





妃「あっても20くらいだな」




降谷「なら、残りの30は?」





妃「決まっている Aの件だ」







そう言うと、妃はコーヒーカップを置き
姿勢を正して降谷をまっすぐに見つめた






妃「これは私的な頼みだ
別に断ってくれても構わない


実は___







その時、部屋にノック音が響き
妃と降谷は同時に扉の方へ視線を向けた

進む道→←珈琲



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (222 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
590人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

和美/美香 - ピスピスさん» 本当ですか!私絶対買います!その時名前教えて下さいね!続編楽しみです! ひ、ひーくん!研君早く! (2019年8月18日 13時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ピスピス(プロフ) - 和美/美香さん» 和美/美香様☆ 本当に勇気を出して小説作ってみてよかったと思います!景光「ん?いいぜ。ほら (手)」萩原「あ!!ずりぃ、俺も行く」 (2019年8月18日 12時) (レス) id: f40ecb7ebb (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - ピスピスさん» ありがとうございます、私も同じです! え!?!え、そんな(泣)研君、零君、そんな事言わないで。陣君所に行きたいからひーくん一緒に来て。陣君心配だからお願いします。 (2019年8月15日 20時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ピスピス(プロフ) - 和美/美香さん» 和美/美香様☆ 更新もコメントを読む楽しさから頑張れます!降谷「松田は置いてきた」萩原「墓地に?」景光「こ〜ら、和美/美香さんがまた心配するだろ?」降谷「道場に」萩原「ほら、やっぱり」景光「……ハハッ(苦笑」 (2019年8月15日 16時) (レス) id: f40ecb7ebb (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - ピスピスさん» 良かった、私も嬉しいです。いえいえどういたしまして♪ どういたしまして研君。うん!零君!陣君いない。え!研君それはダメだよ。零君、陣君は何処?(泣) (2019年8月12日 7時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴすぴす | 作成日時:2019年7月2日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。