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【悠久の研鑽】 ページ5

Aside


『……?』




ゲン「どうしたのAちゃん?」



『いや、なんでもない。』




陽さん(くん?)か拾った誰かが撃ったのかなって思ったけど有り得ないか





ーーー



『えーっと…ここ?』





竹を切るらしい






『竹……武器…勝利…………あっ。』





ゲン「これって…!」







『氷月さんの尾張貫流槍術?だっけ』





ゲン「そうそうそれそれ!」






龍水「金狼貴様の金の槍だ、思い出せないか太さのサイズを?」





金狼「近いものはあるがキツいかもしれん。」






ゲン「んな都合よくピッタシハマんないでしょ〜」



『まあ毎日握ってるとはいえねぇ…』






千空「黒煙、つまり煙突のススにアルコールでもぶっかけて滑らせりゃ





即席の潤滑油完成だ!」




そして竹の裏にじゅんかつゆ?を塗る





カセキ「オホホ〜ツルッツルのテカッテカ!」





『で、これを渡す………って出来るか?』






ゲン「むかーしむかし♬村一番の力持ちマグマちゃんに





最強武器の鉄砲できちゃってる〜ってハッタリでテキトーに石投げてもらったよね〜!」




千空「今度はテキトーじゃねえぞ!届くか、マグマの馬鹿力で…」





マグマ「舐めんじゃねえぞヒョロガリ共…!」





するとブォンと風を切る音がした




えっ、すっごい速いなぁ()








氷月「ありがとうございます、流石ちゃんとしていますね。







見せてあげますよモズくん、化学の槍を。







500年の歴史を受け継ぐ尾張貫流槍術を……」


さっき聞こえた音よりも遥かに速い音。




さっすが氷月ちゃん()なんてな、いやでも氷月さんはすごい。





モズ「こんなこと…速すぎる、槍の動きじゃない…!どうしてこんな…」





氷月「単純に言えばてこなんですよ。筒を支点にした。




習得にはとても長い月日がかかりますね。科学王国製の管槍、





実にいい滑りだ。」






金狼「あのモズを…」



クロム「ヤベー最強武器じゃねえか管槍!」




どうやらモズは押されているらしい




モズ「くそ…この……こんな、妖術の武器に…!」





氷月「妖術の武器……ですか。人にとって最強の武器はなんだと思いますかモズくん?






それは、ヒト種族の特権。時代を超えた積み重ね、




幾千年楔を打ち続ける地道な研鑽です。






私達は更に磨きそして死して次世代へと繋いでいく。








その悠久の研鑽に一人の天才では勝つことは出来ませんよ。」

【結ばれる】→←【天才と最強】



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作者名:音恩(ねおん) | 作者ホームページ:http  
作成日時:2021年4月9日 15時

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