警視庁捜査一課 ▼第3係▼ ２

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「それいつか私が言いました、そうだファミレスで。」


「いいんだよ！今のキマっただろ！」


「まだキマってません、捜査中です」


「あ？犯すぞ」


「はい逮捕！いつかやると思ってました！」


「なんでもう“近所の住民”的なコメントしてんだよ！」




言い合いをする2人を見れば真太郎は口を大きく開けて笑ってしまう。


それに気付いた隆二と亜子。




「いやいや、」




真太郎はそうはぐらかすと




「でもまぁ……きっと彼に隙を作ったきっかけは今市くんだけどね？」


「え、俺っ！？」




笑いを噛み締め頷く真太郎。




「数ある心情を読み解く心理士に向かって“単純”はないでしょう！」


「あっ、そうですよ！
ふかわ知っらねぇの？とかなんとか！」




口を押さえながら笑う真太郎と、しかめ面を向ける亜子。




「もしかして……
隆二さんが殺人焚き付けてたりして！」




顔を歪ませ真太郎に共感を求める亜子。真太郎も同じ表情を浮かべると、もう2人の世界だ。

隆二からすれば、それだけはうっかりでは済まされない。




「おい。てめぇらだってすぐ犯人に情移んだろ！」




て、てめぇ？
愕然とする亜子に




「あ！小南さん、彼に誘導されかけてたでしょ？」




ゆ、誘導？！
いつの間にっ？！




「あれやっぱ出来んだ？ 亜子そういうの簡単に引っかかりそ〜！笑」




呑気な心理テストは本部に着くまで続けられた───。









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