頑張る少女のお話【ジョジョ】

19話 フーゴ ページ23

フーゴside

フ「っ！？！？」

何だ、

今のは、

僕とナランチャを振りほどいた？

僕たちは少なくとも普通の男性より倍は力はあるんだ、

それを振りほどいた？

しかも二人ほどの力の僕とナランチャを、



ナ「お、おいフーゴ！Aどこ行ったんだ！？」

フ「そ、そうですね、ブチャラティ達に報告しましょう！」









ブチャラティは買い出しに行っていて


夕方頃に帰って来た




ジ「戻りました」

ナ「ブチャラティ！アバッキオ！ジョルノ！大変だ！」

ブ「どうした？」

ナ「だから！ほら！」

ナランチャは焦りすぎて説明ができていない

フ「つまり、Aが走って出ていっちゃったんですよ！」

ブ「本当か！？何故だ！」

ナ「何かよぉ！部屋で一人で暴れてたんだ！」


そういうと

ブチャラティと一緒に二階のAの部屋に入り部屋の中を見回した





部屋にあるのは、



壁を殴った跡、

女性が殴ったとは思えないほどに壁はボロボロだ

ボロボロの壁には血がべっとりと付いている

それに床に転がった携帯、


あとは何も目立つものはない


年頃の女性の部屋とは思えないほど質素な部屋、


だが、机の回りは大量の参考書や、プリントがあった



ブ「ここでいったい何があったんだ？」

ア「スタンド攻撃か？」

ジ「違うと思います。Aのスタンドの射程距離は50m、敵がいるとしたらこんなところで待ち伏せなんてしません」


そうなのか？

ナ「そうか？」

ジ「ええ、Aは昨日も怪我を隠していたほどです。絶対に僕達に心配させるような事はしたくない人ですから闘うとしたら人気のないところ、くらいですかね、」




ジョルノ、結構頭が切れるやつだな

ブ「ということはAはこの電話で誰かともめたと言うこと、か？」




ﾋﾗﾘ

窓から風が吹いて机の上の参考書が少し開いた

僕はふと参考書に目をやった



フ「！！！」


これは！！！


僕が大学にいたときに一度だけ解こうとしたことがある問題だ


僕でも解くのに苦労して結局解かなかったやつだ、



まぁ、"解く必要がなくなった"っと言うべきか




こんな問題を

こんな問題をあんなたった16の少女が解こうとしていたと言うのか…？









まだまだ謎多い少女だ

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