"見知り"なアナタ【ぺちゃんこ】

・ ページ31

「「「ぺーさん、誕生日おめでとう！」」」
「ありがとうございます〜」

私が友達に教えてもらったお店は個室があったので、折角なので個室を用意してもらった。
有名人3人とのご飯だし、余計にね。少しは盛り上がれるし。
運ばれてきたご飯はどれも美味しく、4人で少しずつ分け合ったりと食事を楽しんだ。

ド「日高ちゃん、いいお店知ってるね！」
ぺ「こいつさっき友達に教えてもらったって言ってたよ」
「いいじゃん別に美味しければ！」
鉄「またやってる(笑)」
ド「仲良しだこと(笑)」

ドン鉄の2人がニヤニヤしながらこっちを見てくるので私もぺーさんも恥ずかしくなって黙り込む。

ド「まあまあ。で、日高ちゃんなんかあるんでしょ？」

ドンさんにそう言われ、私はカバンからプレゼントを取り出した。

「ぺーさんおめでとう、これよかったら」
ぺ「え、え？？？もらっていいの？」
「ぺーさんへのプレゼントなんだからもらってよ(笑)」

そう言うと、ぺーさんは嬉しそうに受け取ってくれた。

ぺ「え、これ開けていいやつ？」
「どうぞどうぞ」
ぺ「………うわ！これ欲しかったやつじゃん！えー、嬉しい。ありがと日高」

渡すまでは持ってるかも…と心配だったが、やっぱり持ってなかったらしい。

鉄「えー！いいなあ、それ俺も欲しいやつ」
ド「俺持ってる！ぺーさん一緒にやろうぜ〜」
ぺ「まじ？やろやろ」
鉄「え、俺も買うから待って？？」
ぺ「やだ」
ド「やだ」
鉄「ひどい……日高さん一緒に買って一緒にやろっか……」
ぺ「それはダメ。しゃーなし待ってあげる」
ド「しゃーなししゃーなし」

目の前で楽しそうにしている3人を見るだけで楽しいな、と思っているとぺーさんが改まってこちらを向いた。

ぺ「ほんとありがと、日高 」
「いえいえ。じゃあそろそろ戻ろっか」

という訳で、ぺーさんお祝い大作戦(?)は大成功に終わったのだった。



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これにてぺーさんお誕生日編は終了です！
当日からかなり時間が経ってしまいましたが…( ; ; )


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