51 〜里見side〜 ページ2
〜里見side〜
ーーーーーーー回想ーーーーーーー
俺は部活が終わり、いつも通り帰っている途中だった。
そんな時、後ろから肩を組んでいたやつがいた。
甲斐｢よっ！｣
甲斐だ。
どうせこんな時間まで遊んでほっつき歩いていたんだろう。
里見｢よ。｣
甲斐｢なあなあ。
お前、Aに告白したって本当か？｣
里見｢…は？｣
頭の中が真っ白になった。
何でこいつが知ってるんだ？？？
甲斐｢返事は？どうだったんだよ？｣
里見｢待てよ、おいそれなんで甲斐が知ってんだよ。｣
甲斐｢んー。まあ、風の噂ってやつだよ。で、付き合ったのか？｣
風の噂って……
俺がAちゃんに告白した事はあいつしか知らない。
ってことはあいつが噂を流したってことだよな？
里見｢うるせえ。｣
俺は甲斐を押し退けて、スタスタと家までの道を歩いていった。
次の日の放課後、俺はあいつを呼び出した。
景山｢どうしたの？｣
里見｢景山、お前さ、あのこと他のやつらに言っただろ？｣
景山｢あのこと…？｣
里見｢知らばっくれてんじゃねぇよ！！
俺がAちゃんに告白したことだよ！！｣
景山｢え？まって、私は、誰にも何も言ってない！
それに、伊藤さんはとても魅力的だから、告白したくなる男子の気持ちも分かるし、だからこそ私はそんな酷いことしな…｣
里見｢じゃあ何で！！何で甲斐が知ってんだよ！？｣
景山｢…え？｣
里見｢……もういい。
お前って平気で嘘付けるような人間なんだな。
最悪だよ。｣
景山｢ちょっとまって、！｣
俺は景山を無視して帰った。
あの時ちゃんと話を聞いておくべきだったのかもしれない。
帰っている途中、昨日甲斐から話しかけられたところで、また同じように話しかけられた。
甲斐｢よっ！｣
里見｢なんだよ。｣
甲斐｢お前さ、景山が憎いんだろ？
奴の動画を撮って来い。
盗撮でも何でもいい。
後はこっちで上手くやってやる。｣
その時、景山にとてつもない怒りを抱いていた俺は、
里見｢…分かった。｣
承諾してしまったんだ。
承諾した後だとしても、動画を撮ることを辞めるチャンスはいくらでもあった。
でももう俺は歯止めが効かなくて、
撮ってしまったんだ。
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莉子 - 更新楽しみです！頑張ってください！ (2020年2月27日 21時) (
レス) id: 5f56a1975b (このIDを非表示/違反報告)
エマりん - 更新めっちゃ楽しみにしてます！ (2020年2月12日 20時) (レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ - 面白いです！更新楽しみです！ (2020年1月20日 21時) (レス) id: a4860ab3f3 (このIDを非表示/違反報告)
りえるんるん(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！楽しみに待ってますよ！ (2019年8月3日 10時) (レス) id: cc74f5a73a (このIDを非表示/違反報告)
can CAM - 面白い！！更新楽しみにしてます！！ 頑張ってね！！ (2019年5月19日 17時) (レス) id: eeae32a8e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいおん | 作成日時：2019年2月7日 20時
