同期の七海が突然会社を辞めた。【呪術廻戦】

番外編、健康診断は必須 ページ48

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今日は生徒達の健康診断だ。

高専では生徒達の健康診断を行っている。
もちろん担当するのは私と家入さんなわけで。


項目は
・身体測定
・採血
・血圧測定
・視力検査
・聴力検査
・内科検診
特に変わった検査はない。
採血と内科検診以外は機械が測定してくれる。




「じゃあAは採血お願いね。」

『…上手くできる自信が無くてですね、』




もちろん医師免許持った家入さんが内科検診担当。採血は私だ。

ただ練習したとはいえ経験値が少なすぎて心配。

今日の為に家入さん指導の元、五条さん、七海相手に何回も練習させてもらったのだった。




「大丈夫でしょ。A上手だったよ。」

『よーし頑張ろー！』

「はは、Aは単純で助かるよ。」




家入さんにそう言われて頑張れない人とかいるの？？
いつもより頑張っちゃうよ。



1年から順番に入ってきた。
それぞれ機械に表示された数値は補助監督さんが記録してくれている。




「なあAさんって新人看護師なんだよね？大丈夫？」

『その大丈夫はどういう意味かな。虎杖くん。』

「…いや、その……ゴメンナサイ。」

『はーいじゃあ消毒するね。アルコール大丈夫？』

「こんなドキドキする注射ねぇよ……な、釘崎。」




「確かに。」と頷く野薔薇ちゃん。その後ろで伏黒くんも頷いている。

ちなみに注射じゃないんだけどね。




『…はい終わり。』

「え！もう終わったの！全然痛くなかった！」

『普通でしょ？』

「ごめんなAさん。嫌な事言って。」

『いいのよ。さ、次行ってよ。』




そんな感じで生徒全員の採血を済ませた。


無事に健康診断も済んで休憩。




「上手くできたみたいじゃん。」

『家入さんのおかげです。あと犠牲になってくれた五条さんと七海。』




家入さんを見て真似して、あとは教科書や動画サイトを漁って勉強した。
その結果もあってか練習段階からまあ上手くできていた。(自己評価は高め)


練習台になってくれた2人にはあらゆる血管を貸してもらった。おかげで知り尽くしてしまった………




「…来年も頼むよ。」

『もちろんです！頑張ります！』




呪術師に来年がくるのかは知らない。
でもやれる事を全てやっていきたいなと思う。


呪術師としても、人としても。




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