43、補助監督さんの仕事量 ページ43
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次の日、朝から高専内はなんだかバタバタしていた。
(と言っても補助監督さんだけが慌てていた。)
医務室は今日も平和。
特に怪我人もいないし備品の整理や花壇の水やりとか雑用をしていた。
「暇だな。」
『暇ですね〜』
「Aなんか面白い話ないの？」
昨日の七海が変だった話をしたら笑われた。
そりゃ笑うよね、だって変だったし。もはや奇行。
そんな話をしながらコーヒーを飲んでいた。
するとそれをぶち壊すように医務室のドアが開いて、また五条さんかと思ってみたら意外な人物。
「Aさん、お力を貸してください…！」
今にも泣き出しそうな伊地知さんだった。
話を聞けば事務作業で凡ミス。
周りにいた人みんなで確認作業をしたがどこが間違っているのかわからず数字が合わないとの事だった。
家入さんにも「今暇だし行ってやって」と言われて伊地知さんの後ろを歩いた。
『でもなんで私？』
「七海さんにも見て頂いたのですがわからず……七海さんがAさんに声かけてみればと仰っていたので…」
「なるほど」と納得しつつも事務所へ到着。
七海がパソコンと睨み合いしてる姿を久しぶりに見てしまった。
交代して資料とパソコンの画面を照らし合わせる。何千もの数字。
まずは資料の方の数字を覚えてからパソコンの画面を見た。
『あった、これだ。』
意外とすんなり見つかった。
小数点の位置がずれていた。
そこから追加入力は3人で手分けして行った。
『よし、終わり！』
「あああAさん本当にありがとうございました！」
頭を下げる伊地知さんの頭をポンポンと撫でた。
補助監督さんは送迎に加えて事務作業も忙しいんだなぁ……
クソ会社の技術が役に立ってよかった。
伊地知さんは時計を見て「五条さんのお迎えが！」と慌てて飛び出して行った。事故しないように気を付けてね。
「お疲れ様でした。」
『七海もお疲れ様。肩痛いの？』
「あんなに集中したの久しぶりでしたからね。」
肩をぐるぐると回してそう言った。
『じゃあ揉んであげる。』
もう一度椅子に座るように促して、後ろへ回った。
凝ってそうなところを探して揉んだ。
『どう？』
「気持ちいいです。」
『よかった。』
七海の髪の毛綺麗だなぁ、程よい金髪で肌の色とよく似合ってるや。
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さしす - とっても面白い!! 続きがきになる〜！ 応援してます！ (2022年5月26日 9時) (
レス) @page49 id: 9bbdd85770 (このIDを非表示/違反報告)
森 - 作り込みエグいですね！いいなー! (2022年2月20日 14時) (レス) @page33 id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - emiさん» そう言ってもらえてすごく嬉しいです！ありがとうございます。もうすぐ続編へと移行しますが、そちらでもどうぞよろしくお願いします！ (2021年9月25日 11時) (レス) id: 1b6f6e5afa (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - このお話の雰囲気最高に好きです…七海と夢主ちゃんとの距離感も自然で素敵、時間がゆっくり流れてる感じがして読んでいると心が癒されます…お身体に無理のないよう更新されてください！楽しみにしております！ (2021年9月25日 0時) (レス) @page43 id: 9ba5ed02ee (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - ぬぬ@とかげさん» コメントありがとうございます！ (2021年9月15日 16時) (レス) id: 7ddd39ac99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまこ
| 作成日時：2021年8月27日 14時
