同期の七海が突然会社を辞めた。【呪術廻戦】

27、アルハラ注意 ページ27

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『歓迎会、ですか？』

「そう。Aの歓迎会。」




女の子の件から数日経ちすっかり前を向いた頃、家入さんからそう言われた。
言い出しっぺは五条さんらしい。




「歓迎会って言っても五条と七海と私しかいないけどね。」




「五条の奢りだよ」と付け足されて、そりゃもう行くでしょ。


各々仕事を済ませて居酒屋で交流した。



座敷！個室！最高！
めちゃくちゃいい席に案内してもらった。




『へー…五条さんお酒飲めないんですね。なのによく居酒屋って言いましたね。』

「だって酒豪がいるしさ。」




チラリと家入さんを見る五条さん。

2人は仲良いし美男美女だしお似合いだと思うけどなぁ。



なんだかんだで盛り上がって、お酒を飲み進めた。


ただ家入さんと五条さんに上手く飲まされてるような気がしていつもより酔っ払ってる気がする。




「Aなんか頼む？」

『…いやもう十分飲み過ぎなぐらいで、』

「日本酒ね、オッケー。」

『聞いてました？？』




自分は周りと比べてよく飲める方だと思う。
でも今日ばかりはペースも早いし量も多い。


新しく運ばれてくる日本酒を口にした。
この状況でも美味しいと思えるのはいい事なのかわからない。


ついでに尿意も近い。




『あー…これ以上は無理です限界、膀胱も限界。』

「トイレ行きなよ。」

『ごめんなさい行ってきます。』




立ち上がる時に視界が揺れるのなんていつぶりだろう。

揺れる視界の中トイレを目指した。





……はースッキリ。これは絶対飲みすぎた、戻ったら水に切り替えよう。


ついでにリップも塗り直そうと思ってコンパクトミラーとリップを取り出した。





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