同期の七海が突然会社を辞めた。【呪術廻戦】

11、霊感はあると思う ページ11

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「先輩〜、もう無理です。辞めたい。」

『私も辞めたいよ。でも給料いいしなぁ。』

「Aさんだけが頼りです…後の人はクソです。」




繁忙期というやつに突入して、馬鹿みたいに忙しくなった仕事。

人と遊ぶ事も忘れて、後輩とこうして少し早く帰れた日に飲みに行くだけだった。




「七海さんは何してんのかな〜、ホワイト企業で働いてるんですかね。」

『知らないけどウチよりブラックっぽいよ。』

「ええ！？七海さん変わってますね……」

『最近連絡取ってないからわかんないけどね。』




一言、元気？ぐらいは連絡してるけどそれ以上はなかった。最近は会うこともしてない。


最初は何してるのか気になったけど、自分の忙しさもあって今は気にしなくなった。




『さ、帰ろっか。』

「今日は誘ったんで自分が払います！いつもお世話になってるし！」

『え、じゃあお言葉に甘えて。ありがとうね。』




最寄駅からぶらぶらと歩いて帰る。



昔から霊感はある方だと思う。

今もほら、マンションのエントランスにオバケ立ってるし。


普段は目を合わせないし、遠回りして避けるけど、今日は早く帰りたい。
エントランスを避けては中に入れないから仕方なく横切った。




気持ち悪いうめき声のような鳴き声と共に着いてきた。




『うざ、着いてこないでよ。』




どうせ触れれないだろう、と思って力を込めてグーパンチをしたらスッと消えた。

うわなんかごめん。気持ち悪いけど。




特に気にもせずお風呂に入って眠りについた。

明日は忙しくありませんように。(150%忙しいけど！)




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