第四十一話 ページ43
ピコン
アキノリ「お、新しい書き込みだ。ええーっと?……お!今回の一件で意識を失った少年が持ち直したみたいだ!本人の書き込みっぽいぞ!」
ナツメ「なんて書いてあるの?」
アキノリ「こっくりさんで呼び出したキツネの霊がガチでヤバいやつだった。俺たちが放課後こっくりさんをしてたらまじで
現れたんだ。
ドス黒い空気の中からキツネの化け物が!まるでたたりにでもあったみたいに全身金縛りになって動けなかった」
「そしてそんな俺たちにあいつは体を寄こせーって襲いかかってきたんだ!」
アキノリ「そこから先の記憶はないらしい」
ナツメ「キツネの化け物…」
トウマ「妖怪の可能性が高そうだね」
アキノリ「そうだなぁ、Aはどう思う?」
A『妖怪だね』
ケースケ「即答!!」
A『私の勘だけどね。キュウビに聞いてみたら?』
ナツメ,ケースケ「「きゅうり?」」
アキノリ「だはっ!ちがーう!キュ ウ ビ!!てかナツメ一度召喚したよね?したよね!?」
ナツメ「に、2回も聞かなくても」
アキノリ「ウィスパー!!」
ウィスパー「はいは〜い」
アキノリ「キュウビのアークをナツメに!」
ウィスパー「うぃっす〜」
アキノリ「ナツメ!キュウビを召喚してくれ!」
ナツメ「よーし!召喚!」
ライト
ナツメ「私の友達!出てこいキュウビ!」
ナツメの背後の影から着物姿のキュウビが現れて
アキノリ「久しぶりだな。てかライトサイドの姿を見るのは初めてだけどね」
キュウビ「ふ、そうだったかもしれんな」
A『((ジバニャンの時から思ってたけど30年で変わりすぎでは))…キュウビ。早速本題に入るけどいい?』
キュウビ「もちろんだ」
それからアキノリが事情を説明して
キュウビ「なるほど。体を寄こせと喋ったと言うことは低級な動物霊の類ではなさそうだな」
A『やっぱり妖怪の仕業か』
キュウビ「あぁ、そう見て間違いないだろう」
ナツメ「キュウビの他にもキツネの妖怪って居るの?」
キュウビ「そうだなぁ。面識があるわけではないが、キツネの妖怪が他に居るとしたら稲荷神社だろう」
ケースケ「稲荷神社?」
アキノリ「稲荷神っていう神様を奉ってる神社のことだよ。稲荷神社は狛犬の代わりに狛ギツネの像を置いてあるところが多いんだ」
ケースケ「アキノリ詳しい!」
アキノリ「はっはっはー!それ程でもぉー!」
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作者名:レイン | 作成日時:2021年9月10日 18時