今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:42,205 hit
小｜中｜大
知らせ YCside ページ18
ワインボトルの中身も半分以下に減り
ほろ酔い加減でいい気分で居た頃
Aはキッチンで食器を洗い始めた
普段キッチンを使うことがほとんどない部屋から水の流れる音と食器の擦れる音がすることに
変な感覚して…
結婚したら…こんな感じ…なのか…な？
って俺らしくもない事を考えてしまっている
自分が可笑しくて、持っていたグラスに入ったワインを口に含んでいると
いつの間にか洗い物は終わっていて
水の流れる音は無くなっていた
「――ねぇユチョン」
YC「んー？」
Aはシンクの前に立ったままで俺に背を向けてる状態だった
「――私ね…」
Aの背中が物語ってる…気がして
この先を聞きたくないって思った
だから、話を逸らそうとワイングラスを持ってAのそばへ立ち上がる
YC「あーー…！わかった！まだ飲み足りないんでしょ？俺が替わりに洗い物するからAはすわ…っ」
「――私…アメリカに行く」
俺の声に被せるようにAが発した言葉に
持っていたワイングラスが滑るように指先から離れて床に落ちていった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユル☆
| 作成日時：2015年9月8日 17時
