涙のほほえみ

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臣「りゅーじぃ……帰るぞぉ……」



隆「うん……」


返事はするもののほぼほぼ寝てる。
目が開いていない。


『隆二さん！行きますよっ！臣くん、担いじゃって(笑)』

臣「無理だよー、俺だって酔ってんだからぁ」

『だよねぇ、そうだよねぇ……』


あたしの顔もアルコールで真っ赤。


臣くんも、真っ赤。


隆二さんは心地良さそうに寝てる。


臣「やっべ、明日朝から俺仕事なんだよね」

『え？』

臣「りゅーじのこと任せた！」

『え？えぇ？！』


素早くお会計を済ませて帰っちゃった、臣くん。


臣の野郎。バカ臣。

広臣じゃなくてバカ臣で十分だっ！


ほって帰る臣くんの背中にべーーーっ！と舌を出した。



『……りゅーじさーん、起きてくださいよぉ…』

隆「うぅーん…………おみは？」


『帰っちゃいました。明日仕事だって。』


隆「おみんち泊まろーと思ったのに…………」





隆「……あ、Aちゃんち、泊めて……」


それだけ言ってスッと立ち上がり、少しもたつきながら、歩き出し


隆「たいしょお、ごちそうさまでしたっ！」


って、両手を顔の前に持ってきて律儀にご挨拶。



ってしてる場合じゃない！


え？来るの？え、？

今市隆二が？うちに？え？

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