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YOU ページ8
タクシーの窓から流れる夜景を眺めながらさっきの出来事を思い出していた
私、なんて事しちゃったんだろう…
臣くん絶対変に思ったよね…?
だけどあぁせずにはいられなかった
臣くんがどこか遠いところに行ってしまうような気がして引き留めたい衝動にかられた
嫉妬のようなほろ苦いカラメルみたいな感覚は小さい頃からずっと変わらない
この大都会でキラキラと輝くネオンの中でひときわ大きな光を放ち、かがやきを失わない
そして近寄るものをよせつけず狼のような鋭い目で相手を威嚇する
そうかと思えば聞いた事もない極上の音を奏で聴くものを癒す
どんなに引き留めても無駄な気がした
なるようにしかならない
そう思い直して目を閉じた
思った通りに動いてみよう
いくら考えても
いざという時は体が勝手に動き出すんだから
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作者名:にーやん | 作成日時:2016年3月26日 23時