検索窓
今日:17 hit、昨日:0 hit、合計:51,804 hit

YOU ページ45

ガチャ



ドアを開ける音が聞こえる






今夜は帰ろう、ここに居ちゃいけない



臣くんに帰ることを伝えようと顔を上げた時だった






臣「行くよ」




「えっ…?」





立たされると手を繋がれて寝室に連れていかれた






「お、臣くん……?」



臣「来ないから連れに来た」




顔を見るとやっぱり少し不機嫌そう






臣「泣くなよ」



「…だって……」



臣「帰るとか言わないよね?」



「……」



臣「……覚悟できたんでしょ?」



「……それは…」



臣「今日はダメ。帰さない」




恥ずかしくなるようなセリフ

ダイレクトに耳に響く





口元がニヤける……さっきまで泣いてたのに





臣「ここ、来て」





ベッドの端っこを手でポンポンとして
自分の横へ誘導する






ち、近い……



すぅーっと息を吸い込むとお風呂あがりの臣くんの匂いがした





そっと横を見てみると
じっと見つめられる





臣「なんでそらすの笑」




さっきより少し甘い声




臣「こっち見て」




恐る恐る臣くんの方を見ると
優しい笑顔




臣「さっきごめん。ちょっとやきもち」




「……」




臣「なんかしゃべってよ笑」







「私こそごめんなさい……嫌な気持ちにさせたよね」

Flower time→←YOU



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
210人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にーやん | 作成日時:2016年3月26日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。