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YOU ページ4

春といえど夜はなかなか冷える




春のはじまりは寒いって事を毎年忘れてしまうのは冬が長すぎるせいなのかな




少しだけ寒さがやわらいだ空気を吸い込みながら急ぎ足で向かう




いつ来ても緊張する




ザ、芸能人って感じのマンション




コンシェルジュに部屋番号を伝えて




しばらく待つと上に上がるように言われた




簡単には会えない人




なんだか急にいけない事してるみたいな気がした



エレベーターに乗り込むと独特の香りがいっそう気分を落とす




玄関のドアは勢いよく開いた




臣「また連絡なしかよっ!」




いつもの感じにちょっとだけ安心した




「ね、これ!」




臣「まさか買ったの?」





「うん!」




臣「やるっつったじゃん」




「帰りに買っちゃった」




臣「用意してたのに〜」




「じゃ、それももらう!」





臣「二枚もいらねーだろ笑」




目をあわせて笑うからなんだか恥ずかしい





「臣くんなんだか色っぽいから恥ずかしかったよ」




臣「何が?」




「ついてたミュージックビデオ」




臣「あー」




「いつももっと子供っぽいよね?」





目の前の臣くんはやっぱり少年ぽくて笑ってしまう





臣「子供っぽい……そう見える?」




声のトーンの変化に気付いて顔を上げた

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作者名:にーやん | 作成日時:2016年3月26日 23時

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