今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:51,799 hit
小｜中｜大
YOU ページ24
臣「……だって……何？」
突然振り向いたけど、表情が全く見えない
「…………」
何て説明しよう？
上手い言い訳が思い付かない
臣「もう、いっか」
臣くんの表情はまだ見えない
「……何が？」
臣「……だって彼氏んちにいるのに俺が“会いたい”っつったら来たじゃん」
「それはっ……！」
臣「だから」
一気に近づいて目が合う
…………近い！
臣「だから我慢しない」
「………………。」
あと5cmの距離
臣「だから、、もう我慢しない事にする」
突然、はっきりした柑橘系のにおい
「ダメっ……！」
目をつぶり左下を向く
勢いで自分の髪で顔がかくれる
声にならないため息が聞こえた
臣「……じゃあ何で帰ってきたわけ？」
頭上にとても答えづらい問いかけが聞こえる
うっすらと目を開けた
視界には臣くんの黒くて大きなスニーカーが見える
「……だってお腹すいたって……」
言ったそばから後悔した
わたし何も買ってきてない……
ヤバい、、、
きっとバレバレだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 210人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にーやん | 作成日時：2016年3月26日 23時
