三代目ＶＳ貴方

信じるか、信じないか ページ42

黙ってた臣さんの口が開いた



臣「本当今までごめん･･･こんな事しておいてだけど、これからはELLYや直人さん直己さんだけじゃなくて、俺とも仲良くして欲しい」




"俺とも仲良くして欲しい"



臣さんからこんな言葉を言われるなんて
思ってもいなかった

きっと今日の誘いだって
文句
嫌がらせ
しかないと思ってた


なんかELLYの時はすぐに
許せたけど
登坂広臣ってなると
少し戸惑う




貴「ねぇ？それも波瑠とか健二郎さんとの作戦？」

警戒するのは当たり前

臣「違うよ･･･」

ねぇなんでそんな
目で見るのよ


貴「･･･」

臣「なぁ、すぐじゃなくてもいいから」


きっとこれが山下健二郎なら
ふざけんじゃねぇって焼き鳥の串を投げつけたかもしれない


貴「ごめん、ちょっと戸惑う」

臣「だよな･･･」

だって
目の前であの登坂広臣が
頭下げて謝ってきてんだよ
戸惑うでしょ？

どうしたらいいものか

ここで許せばいいのか

許していけないものなのか


はぁ･･･

貴「ちょっとトイレ行ってくる」

臣「うん」


信じていいのか、ダメなのか
わからない

トイレで直ちゃんに電話した

Pruu･･･


貴「あ、直ちゃん？」

直「なんかあったのか！」

貴「いや、謝られた」

直「え？」

貴「今までごめんって俺とも仲良くして欲しいって」

直「ん〜」

貴「どうしょう」

直「臣が謝るなんて珍しいな」

貴「ふーん」

直「あとはA次第だよ」

貴「うん、わかった」


私は覚悟を決めて臣さんの所に戻った

登坂広臣は→←登坂広臣と焼き鳥

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す