heartbeat〜コード・ブルードクターヘリ緊急救命

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緋「あんた…今まで連絡もよこさないで何してたのよ！？」



田「ごめんごめん。海外放浪してたら携帯失くしてさ連絡できなかったの」




詳しく聞けばニューヨークでバスケしてたらいつの間にか失くなっていたらしい。此処に来たのはたまたま日本に戻ってきたときに橘先生に会って救命の状況を聞いて戻ってきてくれたって。



藤「それにしても急だよな〜橘先生も教えてくれても」




確かに。事前に教えてくれてもよかったのに。



橘「いやぁ俺も白石には言ってもいいんじゃないかって言ったんだけどAがサプライズだから誰にも言うなって」




田「その方が面白いでしょ」




そうだ、Aはこういう子だった。いつも張り詰める救命の現場で明るく雰囲気をよくしてくれて、暇さえあれば藤川先生と無駄話してたっけ。




横「あの〜田所先生と知り合いなんですか？」




あぁ、フェローたちの存在をすっかり忘れてた。




白「田所先生はね私たちフェロー時代の同期なの。卒業後は海外の病院を渡り歩いてたらしいけど」




昔から一番腕のいい優秀な医者だった。




白「それにしても戻ってきてくれて嬉しい。おかえり、A」




田「ただいま」




昔と何も変わらない。そこには私たちにとって大きな存在。いてくれるだけで安心できる。帰ってきたんだ。

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