＊ ページ19
田所ｓｉｄｅ
横『ドレーブかけ終わりました。胸膜下に麻酔します』
田「麻酔はしなくてもいい。すぐに切開して」
横『はい』
ペアンをくださいと声が聞こえる。
開胸始めたみたいね。
はるかいるから大丈夫か。
田「胸膜まで大きく開くのよ」
横『開きました』
田「ペアンの先で胸膜を破って。それで脱気できるはずだから」
横『分かりました』
間が空く。
田「どう？」
横『脱気の音が聞こえません』
焦った声の横峯さん。
田「ヘリの中だから、聞こえなくてもいい。バッグ揉んでみて」
横『バッグ軽くなりました』
田「脱気できてる」
横『チェストチューブ入れます』
冴『１８フレンチです』
田「肺を傷つけないようにゆっくりね。大丈夫、ここまで出来たんだから。それに私もいるし冴島もいる」
横『はい』
田「チューブが曇ったら正しい位置に入っている証拠だから」
緊張感が走る。でも大丈夫、自信がないだけで横峯さんも結構いい腕しているから。
横『曇った』
冴『ＳｐＯ２、９５まで戻りました』
安心ね。
田「成功ね、お疲れさま。チューブが抜けないように注意して、ヘリポートで待ってるから」
指示を終え一安心する。
指令室を出ると、白石にどうだったか聞かれる。
田「成功した」
白「そっか、よかった。ヘリポート行こうか」
＿＿＿＿＿＿＿＿
藍沢ｓｉｄｅ
藍「見えた、心膜が血液でパンパンだ。」
心膜を破った途端血液が流れだす。
藍「損傷部どこだ。…右心室か、よし抑えた」
隊員「止まった」
藍「いや、まだです。バルーンカテーテル取ってください」
隊員「はい、えっとバルーン」
藍「尿道カテーテルです」
隊員「あ、はいこれ」
藍「ここで心臓は縫えないから先端のバルーンを止血に使います。…生殖を１０ＣＣバルーンに入れてください」
隊員「はい」
藍「よし、止まった」
隊員「頸動脈触れるようになりました」
隊員「まもなくランデブーポイントに到着します」
あっちもうまくいったみたいだな。
横峯と冴島と合流して翔北に戻る。ヘリポートには灰谷と白石と雪村とAがいた。
A「救急車の中で心嚢穿刺したんだって？お疲れ」
藍「縫合はお前に任せるぞ」
Aは俺以上に手先が器用だ。なにより心外専門だからな。
A「はいはい」
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山p担 - 藍が愛になってますよ〜(笑) (2018年11月5日 18時) (
レス) id: 51d439eade (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 隆佳さん» わかりました。書くとき知らせてください (2017年9月21日 17時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
隆佳(プロフ) - Rayさん» コメントありがとうござます。この作品が完結次第作成したいと思いますのでそれまでしばらくお待ちいただければなと思います (2017年9月21日 17時) (レス) id: 6be02bc29b (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 同棲してる話が見たいです。 (2017年9月21日 16時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 藍沢先生と親友で医者としてライバルであり救命フェロー卒業後トロント大脳外行き脳外エースになり心外循環器のプロで優輔君の病気知ってて手助けしてて奏ちゃんに懐かれてて名取先生の兄で白石先生とフェロー時代から付き合ってて (2017年9月21日 16時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：隆佳 | 作成日時：2017年9月20日 23時
