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藍「血が引けてないな」
隊員「心拍おちてきました」
藍「開胸します」
隊員「今ですか」
藍「車出して大丈夫です。搬送再開しながら開胸します。まず挿管する。チューブ7」
隊員「はい」
隊員「ヘリからです」
_________
冴島side
横「藍沢先生」
藍『なんだ』
横「さっきからうまく換気が」
藍『ちゃんと言え』
横「うまく換気が出来ません」
藍『皮下気腫は?』
横「……あります」
藍『おそらく緊張性気胸だ。今すぐ脱気だ、そこで胸腔ドレーン入れろ』
胸腔ドレーン。彼女が練習してもできなかったのをここでしなくちゃいけない。
藍『どうした、すぐ治療開始しろ。数分で死ぬ』
死ぬという言葉に動揺する横峯さん。
横「はい、でももしうまくできなかったら」
藍『練習したんだろ。何度も練習したのは何のためだ。患者を救いたくてやってたんじゃないのか』
藍『お前は医者だ。目の前の、7歳の少女の命を救え』
横「わかりました、やります」
その言葉を聞いて、準備に取り掛かる。
________
藍『白石、藍沢だ聞こえるか』
白「聞こえるなに」
藍『横峯フォローしてやってくれ。緊張性気胸だ、こっちはいま、手が離せない』
白「わかった、私も今手が離せないからAにしてもらう」
そう言って藍沢先生との会話を終わらせAのもとに行く。
__________
田所side
白石が血相変えてくるもんだから何かと思えば横峯さんがヘリで緊張性気胸の女の子見ているから胸腔ドレーンのフォローをしてとのこと。
急いで指令室に向かう。
田「失礼します」
横峯さんに回線をつなぐ。
田「横峯さん、聞こえてる?」
横「はい」
田「上肢は挙上してる?」
横「できてます」
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藍沢side
横峯の方はAがいるから大丈夫だろう。
あいつは俺なんかよりも優秀だからな。
藍「そちら側に入りたい。ストレッチャー真ん中に動かせますか」
隊員「はい」
隊員が動かそうとするがストレッチャーが動かない。
隊員「すみません、故障しているみたいで。どこかに停車しますか」
藍「いや、このままランデブーポイントまで向かってください。搬送急ぎたい」
隊員「分かりました」
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山p担 - 藍が愛になってますよ〜(笑) (2018年11月5日 18時) (レス) id: 51d439eade (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 隆佳さん» わかりました。書くとき知らせてください (2017年9月21日 17時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
隆佳(プロフ) - Rayさん» コメントありがとうござます。この作品が完結次第作成したいと思いますのでそれまでしばらくお待ちいただければなと思います (2017年9月21日 17時) (レス) id: 6be02bc29b (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 同棲してる話が見たいです。 (2017年9月21日 16時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 藍沢先生と親友で医者としてライバルであり救命フェロー卒業後トロント大脳外行き脳外エースになり心外循環器のプロで優輔君の病気知ってて手助けしてて奏ちゃんに懐かれてて名取先生の兄で白石先生とフェロー時代から付き合ってて (2017年9月21日 16時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:隆佳 | 作成日時:2017年9月20日 23時