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田所side
勉「よろしくお願いします」
緋「分かりました」
お互い頭を下げている姿を見て産むことになったんだと理解する。
勉「馬鹿な親だと思っているんでしょうね」
緋「え?」
勉「出産はきれいごとじゃない。17歳の娘に勢いで子供産ませようなんて思うなんて」
緋「何才だったらいいんでしょうね。17歳だからダメということはないと思います。30歳、40歳のいい大人でも産んでしまって育てられない人もいますから。…だからうん。みんな迷うんだと思います。私の友人でも産むことを迷っている人がいるんです」
はるかのことか…。緋山は気づいていないだろうけどすぐ近くの病室にいるはるかは話が聞こえているだろう。
緋「彼女は仕事もすごく出来るししっかりしていて優しくて、強い人なんです。でも、そんな人でも迷うし、あたしもなんて声をかけてあげればいいのか分からないんですよね。…でも望海さんは迷ってなかった。望海さんは多分、妊娠を知った瞬間に産むことを決めてた。お父さんが子育てする姿を見てきたからだと思います。…自分を必死に育ててくれたお父さんを、見ていたんだと思います、きっと」
その言葉に涙を流す、宮本さん。
緋山って、ほんと人の気持ちがよくわかっているな。
勉「あいつ、馬鹿なんですよ。……あいつが子育てできるか心配ですよ。あぁでもまぁ最悪俺が育てます」
緋「支えてあげてください」
勉「はい!!」
宮本さんを見送る緋山。
私ははるかの元に向かった。
冴島「A」
A「お疲れ」
何か帰ってきて面と向かって話すの初めてだな。
昔はいろんなこと話したのに。
冴「ごめんね、子供のこと言わなくて」
突然、謝るはるかだけど私は怒ってなんかない。
A「それは、藤川に言う言葉でしょ笑。それに、別に怒ってないよ。どうせ、はるかのことだし私に心配かけられないとかおもってたんでしょ」
冴「うん、それもあるけどまだ産むかどうかも決めてないから言いづらくて」
それもそうか、と納得する。
A「私ね、宮本親子を見て思ったの。もし、あの時お姉ちゃんじゃなく私が死んでたらあの人は私を恨まなかったのかなって…」
あの時、お姉ちゃんじゃなく私だったらって。
私の過去を知っているのははるかだけ。
冴「A…前にも言ったけど起こったことは変えられない。あなたがもしなんて話、考える必要はない」
この言葉、ずっと聞きたかった。
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山p担 - 藍が愛になってますよ〜(笑) (2018年11月5日 18時) (レス) id: 51d439eade (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 隆佳さん» わかりました。書くとき知らせてください (2017年9月21日 17時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
隆佳(プロフ) - Rayさん» コメントありがとうござます。この作品が完結次第作成したいと思いますのでそれまでしばらくお待ちいただければなと思います (2017年9月21日 17時) (レス) id: 6be02bc29b (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 同棲してる話が見たいです。 (2017年9月21日 16時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 藍沢先生と親友で医者としてライバルであり救命フェロー卒業後トロント大脳外行き脳外エースになり心外循環器のプロで優輔君の病気知ってて手助けしてて奏ちゃんに懐かれてて名取先生の兄で白石先生とフェロー時代から付き合ってて (2017年9月21日 16時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:隆佳 | 作成日時:2017年9月20日 23時