威薔薇の道はとてもネオ (ページ1)

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Prologue 0-1 ページ1

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椅子で仮眠をしている姉を、弟が揺さぶって起こす。

XJ「姐姐。時間だよ」

『すぐ追いつくから、先行ってて』

足音が徐々に遠くなり静まり返った楽屋。

『...大丈夫。落ち着いて、やるのよアイリス。愛しい人たち(シズニ・ウェイズニ)が待ってるわ、大丈夫』

呪文のように繰り返し自分に言い聞かせる。

彼女以外が揃った舞台裏。

YY「姐姐いつもなんて言ってるのかな。勉強頑張らなきゃ」

KN「あの子のルーティンだからそっとしておきな」

本当は知っている。
抱えきれない程、様々な批判に合っている彼女。
僕らには絶対相談なんてしてくれないけど、
この時間は彼女に必要で
何度も大丈夫って自分に言い聞かせてるのも知っている。

それを黙っている僕もダメなんだけどね。

『お待たせ』

HD「その格好で出るの...？」

到着した途端周囲から見えないよう、彼女を囲むメンバー。

『なんか付いてる？』

WW「チャック開いてる...」

『ああ、ごめん忘れてた』

そう。
この子は危なっかしくて俺ら( NCT)と居ると凄く抜けてる無意識ピョンテなのである。

『さっ！怪我なく今日も頑張るよん』

「「(心配だ)」」

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