キミの隣で2

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病院って暇すぎる


携帯ゲームで遊んでも時間過ぎるのが遅くてまだお昼



ここの病院はご飯が美味しい



それはそれでいいけど暇



『うーー暇、暇、暇〜』



おにぃに電話しようと思ったけど今日デーゲームだから出るわけないし




おにぃでも翔平くんでも誰でもいい


話相手が欲しい...



そのまま眠気におそわれ寝てしまった



目が覚めるとガヤガヤしてる人


｢あ、起きた｣


｢何寝てんの？｣



『え、誰？』



目を擦ってみるとそこにはおにぃ、遥輝さん、宮さんがいた


中島｢お前のために来てくれたんだって｣



『わざわざありがとうございます。ご心配おかけしました笑』



西川｢ほんまやで、めっちゃ心配したんやからな？｣



『うん、ごめんなさい。でも遥輝さんは悪くないから自分を責めないでね？』


頷くだけで悲しそうな顔



宮西｢それでAは翔平と付き合ったん？｣


『な、なに、言ってるんですか///』



いきなりの事で否定っぽいことを言ってしまった



宮西｢付き合ってないのか？｣




おにぃはクスクス笑ってる



『...付き合うことに、なりました...』



宮西｢そうか、良かったな笑｣



ふと遥輝さんが気になって遥輝さんの方を向いたらめっちゃ笑顔




西川｢お似合いやな、幸せになれよ｣



どんだけこの人は強いんだと思った



そしたら自然と涙がこぼれた



西川｢何泣いてんねん笑Aは笑ってる方がええで｣



わしゃわしゃと私の頭を撫でる



『ごめん、なさい、』



西川｢ごめんなさいより、ありがとうがええなー｣



ゴシゴシと涙を拭いた



『遥輝さん、好きなってくれて、支えてくれて、ありがとう。』




そう笑顔でいうと遥輝さんは俯いて私の頭を撫でた




西川｢アホ、そんなん言われたら諦められへんやん...｣



『遥輝さん？』



なんて言ってるかわからなくて顔を覗き込む



西川｢あかん、ちょっと外行ってきます｣



そう言って病室から出ていった




おにぃと宮さんはなんとも言えない表情をしてた



『遥輝さん、どうしたと？』



宮西｢んー、Aの可愛いさにやられたんちゃう？笑｣



私の可愛さにやられた？意味がわかんない


中島｢まぁ心配することないよ笑｣



『なら、良いけど...』



それからも3人でお喋りしてたら遥輝さんが帰ってきた



西川｢宮さん帰りましょ。なんか奢ってくださいね。じゃあAまたな｣


そう言って宮さんと帰っていった


遥輝さんの目は赤かった

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