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【 剛典 side 】
ｽﾀｯﾌ｢撮影始めます！｣
その一言で始まったPV撮影。
今日はデートでペットショップに来た設定で、
俺の隣にはウィンドー越しに尻尾を振る仔犬や
じゃれてくる仔猫に夢中のAちゃん。
まさかシークレットゲストが
Aちゃんなんてね。
そう考えたら今まで撮影してきたメンバーが
やりやすかったって言ってたのも納得。
A｢ねぇ、剛典！！！｣
突然俺を呼ぶAちゃんの声に俺は我に返った。
岩｢どうした？｣
A｢この子、剛典そっくり！｣
そう言ってAちゃんが指差すのは...
目をうるうるさせた可愛い仔犬。
岩｢Aちゃんの中では...俺こんな感じなの？｣
A｢うん、可愛い仔犬って感じ｣
危機感も何も無いAちゃんは俺にそう言った。
岩｢...Aちゃん｣
A｢ん？｣
目の前の仔犬に夢中のAちゃんを
後ろから抱き締める。
A｢剛典...？｣
岩｢男はみんな狼だから...
あんまそんなこと言うのダメだよ...？｣
そう耳元で言えば顔を真っ赤にして
俯くAちゃん。
...そういうの逆効果。
岩｢向こうにリスとかハムスターもいるよ？｣
A｢ん、行く｣
俺の手をぎゅっと握って
小動物コーナーに移動するAちゃん。
A｢ねぇ、この子見て！｣
そう言うAちゃんの目の前には
口いっぱいにひまわりの種を詰め込んだハムスター。
岩｢この子がどうかした？｣
A｢隆二さんに似てない？｣
岩｢え？｣
ガテン系の隆二さんと
この可愛いハムスターが似てる？！
A｢ほら、この種いっぱい頬張って
食い意地はってそうなとこ｣
あ〜、そういう事ね。
岩｢そう考えたら似てるなｗ｣
この食い意地の張り加減...間違いなく隆二さんだｗ
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作者名：ちゃそ
| 作成日時：2016年6月15日 2時
