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【 NAOTO side 】
マンションに着いてインターホンを押すも
出てくる気配がなく、
仕方なくエントランスで2人の帰りを
待つことにした。
臣｢NAOTOさん...｣
携帯を構っていると聞きなれた声がして
そちらを向くとAちゃんを背負っている臣が
視界に入った。
近寄ってAちゃんの頬に手を当てると
かなり熱かった。
その日の夜、
俺が看病するから臣に寝るよう伝えたけど、
やっぱり臣も心配で眠れないみたいで
かわりばんこに看病することにした。
朝になればAちゃんの熱はかなり下がっていて
安心して臣は出掛けていった。
NAOTOさん特製！お野菜たっぷりポトフも
しっかり食べてくれたAちゃんは
夕方には完全に熱が下がっていた。
ずっと寝てるのも退屈だと思い、
臣のDVDケースを勝手に散策して
“ホットロード”のDVDをセットする。
Aちゃんと見ていると
臣と能年さんがくっついたりすると
明らかに目を逸らす。
その姿が可愛くて
NA｢体調悪い？｣
なんて気付かない振りしていじる俺に
Aちゃんは表に出さないよう
必死に堪えて見ていた。
そんな時臣が帰ってきて玄関から音がすると
Aちゃんは勢いよく駆け出した。
その後俺が玄関に行くと抱き合う2人。
きっとホットロード見て
我慢出来なくなったんだろうね。
臣が離そうとしててもAちゃんは
腕に力を入れ対抗する。
それを無理やり引き離すことの出来ない臣は
Aちゃんに抱き着かれたまま
リビングに移動していた。
しばらく観察していると何となく分かってきた。
Aちゃんは臣の事が好きだけど
アプローチの仕方がわからない。
一方臣はAちゃんの気持ちには気づいてない。
ただ臣的には目が離せない、と...。
いいじゃんいいじゃん♪
この想いあってるけど素直になれないこの感じ。
見てるだけでスゲー楽しめる♪
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作者名：ちゃそ
| 作成日時：2016年5月20日 14時
