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今日はPV撮影はなく、
1人でHIROさん宅でゴロゴロしていた。

連日の撮影で疲れてるだろうからと
家でゆっくりしてなさいとの事。

HIROさんも彩さんも仕事行っちゃってて
私は1人でお留守番。


A「...暇だな」


対して趣味があるわけではない私からしたら
1人での時間があってもすることがない。

もう少し寝ようにもすぐに目が覚めちゃうし...。


悩んだあげく、
私はパソコンで三代目の動画を見ていた。

バラエティーや歌番組はもちろん、
今までのPVだってずっと見てた。

もちろん私が1番見てしまうのが臣くん。


テレビ番組では私の時とは違う笑顔や
女性タレントさんに優しく接する姿。

PVでは綺麗な女性を抱きしめたり、
抱きしめられたりの絡みがあったり...。

これは仕事だからと言い聞かせたって
実際臣くんはこの中の誰かのことが
好きなのかもしれない。

そう思うと私の心のモヤモヤは募って行くばかりで、
気付いたら頬に涙が伝っていた。

これ以上は自分で自分の首を絞めるだけと
見るのをやめたものの...
さっき見た映像は私の記憶の中に
嫌ってほど焼きついて離れない。


A「...会いたい」


臣くん、会いたいよ。

でもその気持ちとは裏腹に
会いたくないとも思ってしまう。

こんな気持ちのまま臣くんと顔を合わせたら
思ってもないことを言っちゃいそうで怖い。


胸が苦しい...。

止まって欲しいと思ってもどんどん溢れる涙。



こんなに苦しいなら...、


こんなに辛いなら...、


臣くんのこと好きになりたくなかった。


恋なんて知りたくなかった。






こんな気持ち、気付きたくなかった...。

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作者名:ちゃそ | 作成日時:2016年5月20日 14時

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