検索窓
今日:2 hit、昨日:18 hit、合計:715,863 hit

▼▼▼ ページ47

【 健二郎 side 】




ちょうど俺達が観覧車のてっぺんに来たとき...、
たまたま俺とAちゃんの視線が絡まった。


健「...こっちおいで」

そう言うとパッと立ち上がるも
ちょうど風が吹いてグラッと揺れた。


A「きゃ...っ...」


よろけたAちゃんを俺が受け止めると、
その距離はかなり近い。


A「えと...ごめんね?」


顔を真っ赤にして謝るAちゃんは
ほんまに可愛くて、臣に渡すんが惜しいくらい。


ギュッと抱きしめると「健ちゃん...?」と
戸惑うAちゃんの声。

そしてAちゃんに顔を近づけてキス...









なんてそんな勝手なこと俺が出来るはずもなく、
寸止め。

せやけど角度からしてカメラには
キスしてる様に見えるはずや。


ゆっくり顔を離すとAちゃんは
顔がさらに赤く染まっていた。


健「誰にでもそんな顔見せたあかんで?」


そう小突くも、
自分がどんだけ可愛いか自覚してないAちゃんは
キョトンとした顔をする。

だからそんな顔で見たらあかんて...。


理性と戦う俺。
そして間もなく下へと着いて観覧車から降りる。


スタッフ「では、以上で撮影終わります」

A「ありがとうございます。お疲れ様でした!」


そう言うAちゃんを横で見ていると
マネージャーさんがニヤニヤしながら近付いてきた。


マネージャー「...」

健「...なんやねん」

マネージャー「別に?w」

健「言いたいことあんなら言えや」

マネージャー「...惚れた?」


想定外の言葉に俺は飲んでいたドリンクを吹き出す。


マネージャー「え、ちょ、汚っ!」

健「お前が変な事言うからやろ!」

A「け、健ちゃん...?大丈夫?!」


あからさまに動揺してる俺を見て
Aちゃんが駆けつけた。


健「大丈夫や、ごめんな?」


そう言うと安心したかのように
ヘアメイクさんの所に戻って再び話し始める。

▽▽▽→←▽▽▽



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (196 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
629人がお気に入り
設定タグ:三代目 , 登坂広臣 , 岩田剛典
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゃそ | 作成日時:2016年5月20日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。