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【 健二郎 side 】
噴水が止まって俺は我に返った。
噴水の中にいて傘をさしてなければ、
レインコートを着てるわけでもなくて、
そうなれば当然俺らは濡れる。
現にAちゃん...服が濡れて下着が透けてんねん///
まぁ、そうゆう気持ちなくても男としたら
ちょっと目のやり場に困るわけで
俺の着てたパーカーを差し出すも
自分の現状に気付いてないのか「大丈夫」の一点張り。
「「...服...透けてんねん」」
大きい声で言えるわけなく、
小さい声で言うたら聞こえなかったみたいで
聞き返してくる。
健「せやから、透けてんねん!」
A「え、...あっ!!!」
ようやく気付いたAちゃんは
その場にしゃがみ込んだ。
健「せやから、これ着とってや」
A「...ありがとう」
ようやく素直に受け取ったAちゃん。
その後も引き続き乗り物乗ったり、
ショッピングしたりしてたら
あっという間に外は暗くなってた。
スタッフ「そろそろ観覧車行きますか」
スタッフさんの一言で俺らは観覧車へと足を進める。
係員「足元お気をつけ下さい」
係員の一言を聞きながら俺は
Aちゃんの手を引いて観覧車に乗り込む。
カメラマンさんも一緒なのかなって思ったけど
俺らが遊んでる間、1人のカメラマンさんが
俺達の乗った所にカメラを仕込んでたらしく、
乗るのは俺ら2人。
A「見て、健ちゃん!」
なかなかのずっと外を見て
キャッキャッ1人で楽しんでいたA )ちゃんが
突然俺に話しかける。
A「...綺麗だねぇ」
そういうAちゃんの方があまりにも綺麗で、
健「え、あ、そ、そうやな...」
動揺して噛み噛みの俺。
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作者名:ちゃそ | 作成日時:2016年5月20日 14時