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A「ほら、健ちゃん早く!」

健「走ったら危ないで?」

A「だって...」

健「はいはい、どれ乗りたいん?」

A「ウサギさん!」


そう言うと「子供か!」って笑う健ちゃん。


A「えっと...」


___ヒョイっ


A「わぁ!」

健「ほら、ちゃんと捕まって」


どう乗っていいか悩んでいると、
後ろから健ちゃんが抱き上げて乗せてくれた。


A「ありがとう」

健「ん」

A「健ちゃん似合うよw」

健「うっさいわw」


照れたように笑う健ちゃんは、
私の隣の白馬に乗る健ちゃんはまるで王子様みたい。


ブザーが鳴るとゆっくり動き出した
メリーゴーランド。

まるでウサギさんが私をおとぎの国へ
連れてってくれるような錯覚に陥る。

チラッと隣を見れば白馬に乗った健ちゃんが
私をガン見していた。


A「そんなに見ないでよw」

健「ええやん。可愛い子おったら男は見たくなんねん」

A「...あっちの女の人、凄い可愛いよ」


そう言うとパッとそちらへ向いたものの...、
すぐ私の方へ向き直る。


健「確かに可愛いけど...Aちゃんの方がええわ」


ふいに呼び捨てにする健ちゃんに、少しドキッとした。


健「何、照れてん?」

A「...うるさい」


そっぽを向くと次第にペースが落ちる
メリーゴーランドにそろそろ
終わりが近づいてくきたんだと気付く。


健「おいで」


ピタッと止まるとすぐさま降りて、
私の方に手を広げて、降ろしてくれた。

▽▽▽→←▽▽▽



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作者名:ちゃそ | 作成日時:2016年5月20日 14時

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